〇ツワブキとフキを収穫しました
人間牧場の草刈も一段落して、今日は午前中サツマイモの苗床の草引きをしました。例年になく早い種芋伏せで、サツマイモの芽吹きを期待していましたが、ビニールを覆った苗床は、種芋の芽吹きは見えないのに雑草が茂って種芋を隠すようになっていたので、ビニールをはがし覗き込むようにして中の草を引きました。草の陰に隠れて見えなかったのですが、種芋はかなり芽吹いているようで、これから気温が上がれば何とか一ヵ月後には芋づるを確保できるだろうと期待をしているのです。
被覆ビニールを元に戻し、苗床の草引きが一段落したので人間牧場のツワブキとフキを採ることにしました。今年は天候不順で4月に入ったというのにフキの成長が遅く、中には葉っぱが黒く焼けたようになっているものもありました。これは多分暖かさに誘われて伸び始めたものの、その後の寒さで葉っぱに霜障害のようなものが発生したのではないかと思われるのです。それでも大きくて背の高いのを50本ばかり選んで剪定鋏で根元から切り取り葉っぱを落として束ねました。昨年は鎌で刈り取るほどの大豊作で、漁協女性部や親類に差し上げたりして喜ばれましたが、そのうち今年もみなさんにおすそ分けしてあげたいと思っています。
ツワブキも人間牧場を開設して6年目を迎えましたが、畑の隅に自生しているツワブキを草刈の時刈り取らないように残している株が大きくなって、自家で食べる以上に収穫できるようになりました。よくよく観察するとツワブキにも白系と赤系があって、どちらの味がいいのかはまだ実証していないのです。それでも綿毛を被った新芽が大きく成長して、あっという間に1束の収穫が出来るのです。わが家では妻がこのツワブキが大好きなので、今年ももう4回も収穫しました。しかし肝心なことはこのツワブキ、とても美味しいのですが残念ながら皮が剥きにくく、ましてや剥くと灰汁で手が茶色になって中々落ちない厄介なものなのです。
今日は午後、ツワブキとフキの皮剥きに挑戦しました。薄手の使い捨てビニール手袋をはめて、一本一本へし折りながら剥いて行きました。かなりの量だったので1時間余りもかかってしまいましたが、何とか妻が仕事から帰るまでに剥き終わり、帰った妻はたいそう喜んでくれました。
これまで家之子とは殆ど顧みない駄目亭主でしたが、何の風の吹き回しか妻も少々目をパチクリさせながら見守っていました。お陰さまでワカメにひじき、ツワブキにフキ、加えて今日は筍とワキギ、高菜などをいただき、三彩や野菜中心の献立調理をする台所の音を聞きながらブログを書いています。幸せですね。
「山菜を 採る楽しみは 良いけれど 処理は自分で しなきゃあならず」
「手袋を はめてツワブキ 皮を剥く 灰汁で手先が 茶色に染まり」
「ツワブキも フキや筍 ワラビまで 食卓飾る 少し苦味が」
「どちらかと 言うと私は フキが好き 妻はツワブキ 多少の違い」