○孫朋樹が押し入れで一人寝しました
昨日岩国から帰ってみると、わが家に娘が孫二人を連れて泊まりに来ていました。小学校一年生になった孫も学校の生活にも少し慣れたため余裕ができたようですっかりお兄ちゃんに変身していました。私が帰った頃にはもう夕食も終わっていて後は一緒に風呂に入りたいと待っていました。
私も急いで夕食を済ませ一緒にお風呂に入ることにしたのです。孫のお目当ては妻が買ってきていたシャボンだがを風呂を入りながらすることのようで、頭と体を洗ってから風呂場でシャボン玉を飛ばして大はしゃぎです。いつも思うのですがシャボン玉はどこか夢があって大きいのを作ったりすると、風呂場は湯気の上昇気流の働きで天井近くまでゆっくりと上がって行くのです。
シャボン玉ができる度に拍手をしたり大笑いをして、風呂場で思いきり楽しみ、私は少しのぼせるほどでしたが、束の間の孫との遊びは一日の疲れを忘れさせてくれるに十分でした。
やがて、9時になり修身の時間です。孫朋樹は何を思ったのか、寝室の布団を出して空いた押しれの上段に入って一人で眠りたいというのです。これまで押し入れは怖いものとばかり思っていた孫が何の心境の変化でしょうか。早速押入れに布団を敷いて枕を用意してやりました。そして布団をかけてやると、昼の疲れがあるのか3分もしないうちに夢の世界へ旅立ってしまいました。どうせ夜には怖いと起きてくるだろうと思いきや、ぐっすり朝まで寝込んで朝を迎えたのです。
朝6時ころ起きてきてさも得意そうに押し入れの中で寝たことを自慢げに話していました。これまで寝る時は母親一辺倒だったのにすっかり自立して頼もしい限りです。
今日は朝から親父に頼まれて午前中玉ねぎとジャガイモの収穫作業をしました。風も適当にあって直射日光は強いものの、日陰に入ると少し肌寒いくらいで、作業は順調に進みました。わが家の今年のジャガイモは男爵ではなくメークインという品種しか植えておらず収穫は今一でしたし春先の少雨の影響で玉ねぎも玉太りが悪いようです。
孫朋樹はジャガイモの収穫を手伝っていましたが、そのうち昨年の虫籠を引っ張り出して、カブトムシの死骸を畑の隅に埋めてやるのだと手スコップで穴を掘り、丁寧に埋めていました。かまぼこの板が見つからないため、親父に頼み込んで板の切れ端を貰い、マジックインキで「かぶとむしのおはか」と書いて立て、両手を合わせてお祈りをしていました。長閑な5月最後の日曜日でした。
「押入れに 一人寝るとは 凄いこと 孫も自立の 道を歩みぬ」
「ジャガイモの 収穫作業 親父孫 私を含め 初夏の一日」
「夏が来た 虫籠中に カブトムシ 死骸懇ろ お墓作りて」
「汗だくで サッカーボール 蹴つる孫 格好つけて ゴールいいつつ」