shin-1さんの日記

○朝一番に考えること

 朝起きて一番に考えることは「今日の天気」と「今日の予定」です。多分夜寝る前にそのことは大体目星を付けて眠るのですが、長い眠りの空間を経ていて忘れているので、確認の意味を込めて天気と予定を考えるのです。

 「今日の天気はどうかな?」とまずテレビをつけます。長期予報の確率はいまいちながら、気象衛星の普及によってその日の天気予報は、100パーセントに近い確率で当たりますからほぼ間違いはなく、今日は曇りがちで午後は一雨きそうだと報じています。一雨欲しいとお百姓さんも漁師さんも言っていますが、降りそうで降らない雨を期待しているようですが、出かける予定の私には降って欲しくない感じもします。でもお百姓さんや漁師さん、それに畑に水を撒き続けている親父のことを考えるとやはり一雨欲しいのです。

 今朝の新聞には季節の話題が載っていて、七折の梅の収穫が始まったとか暮らしの欄には梅酒の作り方あれこれが紹介されていました。わが家の人間牧場の梅林もそろそろ梅の収穫をしなければなりません。自分の昨年の予定表の欄には6月4日、一昨年は5月27日梅取り作業が小さく書かれています。これが適期だとすると今度の日曜日辺りには収穫しなければなりません。そのためには日曜日の天気予報も気になるところだし、第一その日が日程的に空いているかどうかも心配なのです。

 「今日の予定」ですが、今日は毎週木曜日に予定されている大学の講義日です。10時30分から愛媛大学法文学部で90分間講義をしなければならないため、9時に家を出て大学に10時に到着し、授業に必要な資料をコピー印刷して準備をしなければならないのです。レジュメは既に昨晩作成していますので準備は万端です。授業終了後昨年授業で担当した3回生の学生と昼食をしながら雑談したいと申し出があったので、2時くらいまでは束縛されそうです。4~5人程度の学生が私に昼食を食べないかと誘うのは、昼ご飯をおごって欲しいくらいな魂胆でしょうが、まあそれくらいは太っ腹なところを見せなければと思っています。

 その後友人と夏のイベントの打ち合わせを行い夕方にはわが家へ帰る予定です。明日は2ヶ月に一回の定期健康診断のため県立中央病院へ出かけなければならないため、今日は極力無理をせずにゆっくりと過ごしたいと思っているのです。

 こうして朝起きて「今日の天気」と「今日の予定」を考えながら何となく一日が始まり、何となく一日が終わって行くのですが、その日々の暮らしの中で思ったことを朝一本、夜一本とブログに書きとどめ、「何となく」を記憶と記録にとどめて過ごしているのです。

 凡人の私にはそのくらいしか芸もなく、そのくらいの生き方しかできませんが、こんなささやかな出来ごとに小満足して穏やかに暮らして行けるのもある面幸せなことかも知れないのです。

 「お父さん今日の天気は?」「お父さん、今日の予定は?」とまるでオームのように妻は私に毎朝聞くのです。その度に私は「今日は午後から雨が降るかも知れん」「今日は大学の講義日だから終わったら学生とお昼を食べて夕方帰る」。「財布忘れないようにね」「分かっとる」。てな調子で相変わらず夫婦の会話は単調でシンプルそのものです。さあ今日も頑張っていきましょう。

  「今朝もまた 天気と予定を 聞く妻に 雨が降るかも 帰り早いと」

  「単純な 日々の暮らしに メリハリを ブログに記録 読む人ありて」

  「学生が 昼飯食おう 誘うのは 何か魂胆 財布を当てに」

  「早一年 日程表を 見る度に 時の流れの 早さ驚く」

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shin-1さんの日記

○コーヒーの飲めない私

 「何でこんな美味しいものを飲めないの?」と妻から言われますが、実は私コーヒーが飲めないのです。そもそも田舎育ちの私の子どもの頃の暮らしは、戦後間もないということもあってシンプルそのもので、コーヒーやカレーといったものは、そんなに日常的な飲み物や食べ物ではなかったのです。カレーを初めて食べた同級生がカレーのことを「辛子の入った雑炊」といった笑い話も、コーラという飲み物を初めて飲んだ同級生が「せんじ薬みたい」といって吐き出した思い出もまだ記憶にあるほどなのです。

 私が子どものころ初めてコーヒーという飲み物をを飲んだとき、とても苦くて自分の口には合わないと思いました。それ以来コーヒーを飲まなくなってしまったのです。ゆえに世情一般でいわれる「食後のコーヒー」なんて、「美味しい食事をした後何であんな苦いものがいいのか?」と、私には全く理解できないのです。

 ところが世の中は面白いもので、そんなコーヒーの嫌いな私の長男息子に、何故かコーヒー屋を営む家の娘さんとの縁談が持ち上がり、結婚してしまったのです。多分私がコーヒーが飲めないことは相手にも伝わっていたでしょうから、最初からボタンの掛け違いのような出会いだと感じたに違いありません。でも若い二人の愛はコーヒー屋、つまり娘さんの実家の経営する喫茶店で育まれたのです。

 私は「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」というほど偏屈な男ではありません。コーヒーが飲めないというだけで香りはそんなに嫌いでもなく、息子の選んだ娘さんは愛嬌よしで息子より親である私の方が、お米の銘柄ではありませんが一目ぼれしたのです。

 そんなこともあって以後、その喫茶店へは度々お邪魔する羽目になりましたが、喫茶店のオーナーマスターをつとめる嫁の親父さんは、私がカウンターに座ると何の注文もしないのにちゃんとコーヒーが嫌いなことを分かってくれていて、ブラックならぬ「ホワイト」、つまりホットミルクを用意してくれるのです。

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(生まれて1時間半後の分娩室の孫)

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(目出度く退院の日)
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(昨晩の入浴シーン)

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(お兄ちゃんとなった希心君)

 昨日はある団体の人事委員会があって出席し、会議後夕食事が用意されていましたが、人に会う約束があって一足先にお暇し、帰り際にその喫茶店に立ち寄りました。長男家族が住んでいるマンションはその目と鼻の先なので、長男夫婦に子どもができたことのお礼も言わなければならなかったのです。「ホワイト」を飲んだ後雑談もそこそこに折角だからと息子のマンションを覗いてみると、生まれたばかりの孫を風呂に入れている最中でした。

 生まれて10日になる孫は出生届はしていないものの息子夫婦によって名前も決められちゃんと「命名 若松奏心」と書かれて台所に貼られていました。息子の名前が「一心」、その長男が「希心」、次男が「奏心」とは恐れ入ったこだわりの名前ですが、少し変わった聞き覚えのない名前ですがそのうち慣れればいい名前になることでしょう。

 コーヒーの飲めない私、賭け事もしない私、煙草も吸わない私、お酒も呑まない私に、仲間たちは「金が残って仕方がないのでは?」とよく変人扱いして言いますが、その都度私は「コーヒーも飲まず、賭け事もやらず、煙草も吸わず、お酒も呑まず百まで生きた馬鹿がいる」と言われないよう生きたいと心に誓って生きているのです。


  「喫茶店 ブラックならぬ ホワイトで 時間を過ごす 変わったお客」

  「よりにより コーヒー飲まない 俺息子 コーヒー娘 好きになるとは」

  「人のこと 言えた柄では ないけれど 息子も孫に 変わった名前」

  「入浴を 慣れた手つきで 若夫婦 へその緒飛び出 どこかひょうきん」

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