shin-1さんの日記

○今日は久しぶりの雨です

 今年の夏は90年間生きてきた親父に言わせても暑い夏だったようで、台風がやって来た8月2日から四国愛媛県伊予市双海町では雨らしい雨が降らず、全て焼き尽くすような猛暑に見舞われました。今年から始まった気象庁の真夏日より一ランク上を猛暑日という表現も当たっていたと思うのです。

 今日は朝から久々に雨が降ったりやんだりのシトシト降りで、庭も畑もすっかり濡れて、植物は当然のことながら庭石までも精気が蘇えったように見えるから不思議です。ましてや待ちに待った天の恵みで数日前に蒔いた大根の種が貝割れ大根のように二葉を出して芽吹き始めているようです。書斎の吐き出し窓から見える庭石に宿っているノキシノブの葉っぱも少し黄色くなっていましたが、今日は緑が眩しく感じられます。

 今日はこの地域では小学校の運動会が開かれる予定でした。朝6時には「今日は運動会を行います」と有線放送がありましたが、1時間後には「今日の運動会は中止です」と訂正の放送がありました。もう一つの小学校では「時間を遅らせて10時から運動会をします」とこれまた苦しい胸のうちの放送がありました。私は中止になった小学校の学校評議員をしているので、今日は午前中日ごろの不義理を詫びに運動会でも見に行こうと思っていた矢先の出来事だったので少々落胆しました。近所の人の人が立ち話をしていました。「あれほど雨が降らないといっていたのに、よりにもよって今日雨が降るとは神も仏もないものよ」とか、「校長先生は運が悪い」とか、はたまた「子どもが可哀想」など思い付きの話をしていました。神様や仏様、校長先生や子どもたちの都合で雨が降るのではなく降るべくして降るのですから、文句のつけようがないのです。

 今日は地元の敬老会です。自治会では毎年75歳以上の高齢者を対象に地元公民館で敬老会を行なわれています。この雨でおじいちゃんやおばあちゃんの出席の足も少し遠のくのではないかと思われますが、自治会長をしていた去年まではこの日は大変な忙しさでした。2ヶ月前から用意をして事に望むのですが、名簿の調製という入口でつまずいた苦い経験があります。昔は役場へ行けば該当者の名簿をいただきましたが、今は個人情報保護法という法律が施行されて以来行政のガードが固く、名簿は正式な手続きをするし、目的以外には使わないといっても駄目でした。27人いる組長さんにお願いして名簿をつくりましたが、これが中々骨の折れる仕事でした。自治会長就任の年に敬老会の料理が元で食中毒が起こり、保健所や市役所を巻き込んだ大きな事件に発展、料理を提供した料飲業者は営業停止にまで追い込まれました。妻は「お父さんは何かにつけてドラマチックな人生だねえ」と他人事のようにいってくれますが、その当時はかなり心配したものです。

 雨が小降りになったので妻はプランターの花の植え替えを始めました。夏の花が終わったので冬用の花をこれから植えるのでしょうが、途中で雨足が強くなり妻はびしょ濡れ「水も滴るいい女」になりました。「野良が仕事をすると雨になる」と私が冷やかしましたが、結局花植えは明日に延期となったようです。

 出来たばかりの地下室に親父の作ってくれたスノコを入れて敷き、梅干しの壷や瓶を大移動しました。私も汗と雨でずぶ濡れで「野良が仕事をすると雨にある」と妻から逆に笑われてしまいました。お相子です。

 それにしても今日はいい雨、お百姓さんにとっては恵みの雨かもしれませんね。

  「人間の 都合無視して 降る雨を 悪口言う人 こちらの都合で」

  「木も石も 雨に降られて 何処となく 元気回復 夏から秋へ」

  「雨音も 耳を澄ませば いい音色 外に置きたる バケツがリズム」

  「朝早く 有線放送 延期です それより早く 苦汁決定」 



[ この記事をシェアする ]

shin-1

○もう二つのブログ

 私にこの度もう2つのブログが誕生しました。一つはえひめ地域政策研修センターが年4回発行している舞たうんという雑誌に前回から「特選ブログshin1さんの日記」という連載コーナーを設けてもらったのです。舞たうんにはこれまで「若者と地域づくり」というタイトルで10回ほどシリーズで書かせてもらいましたが、清水研究員の計らいで新しい連載を書く事になったのです。2007・7月号のテーマが食育だったので、食に対する私の思いを書きました。清水研究員からの注文は私の食生活をも含めて書いて欲しいと、わざわざわが家の食卓の写真まで撮影に来る念の入れようです。一本の原稿でもこのようにこだわって書くと私自身もかなり力こぶが入って、それなりの出来に仕上がりました。原稿はさておき清水研究員の苦労は原稿をいかに美しく、そして読者に対しいかに読む意欲をそそるかですから、全霊を傾けての編集となったようで、こだわりの2ページは何度も何度も校正をしました。特に感心したのは私の記事の中に少し違和感を感じる記述があったのを様々な角度から調べ修正を加えてくれたことです。原稿が間違ったり変な記述で印刷されて世に出ると、印刷物が独り歩きして多くの人に迷惑をかけることは、長年文字の世界と関わってきた私には痛いほど分るのです。文字が残るだけに仕上げの部分は慎重な上にも慎重を期さねばなりません。

 清水研究員が自信を持って世に送り出した7月号は素晴らしい出来栄えでした。コンパクトながら食育という今日的テーマに深く食い込み、私は食育のバイブルとして使っているし、あちこちからリンキャベ(リンゴとキャベツを組み合わせた私の造語)なる言葉の反応も随分いただきました。

 舞たうん2007・10月次号の編集は、伊予市役所から出向している松本研究員の担当です。原稿は既に入稿され最終校正がメールでやり取りされています。少々先走った予告になりますが次号は「学校」がテーマだそうで、松本研究員にとっては編集長として初めての大仕事です。ご期待をお願いします。

 さてもう一つのブログはこの度愛媛新聞社がウェブサイト「自悠クラブ」を立ち上げるそうです。そのサイトに私も執筆人の一人として関わる事になりました。2週間に1回程度、つまり1ヶ月に2本程度の記事を書くよう依頼されていますが、800字から1000字程度のショートな記事に写真をつけてEメールで送るようなシステムになっています。既に記念すべき第1号の記事は送付しました。私のコーナーは田舎暮らしの楽しみ方を書くのです。団塊の世代をターゲットに面白い楽しい記事を書きたいと腕まくりをしているところです。

 昨日私は軽い風邪をひいてしまいました。地下室の掃除をして汗をかき、シャワーを浴びて転寝をしたのが悪かったのかも知れません。でも日ごろ薬を飲まない私は妻の用意してくれた市販の風邪薬を2錠飲んだだけで今朝はケロリです。妻が言うには「退職してからこの2年余り、ブログを書くようになったりインターネットをするようになったせいもあるかも知れないけど、パソコンの前に座り書斎で過ごし時間が多くなったようよ。もう少し体力をつけないといけない」と腰の具合や風邪引きを引き会いに出しながら注意してくれました。そういえば今朝も既に朝2時間もパソコンの前に座っています。確かにパソコンに向かい合う時間が多くなっているようです。気をつけて体力づくりに励みたいものです。

  「そういえば ブログを書いたり メールする 時間長くて 運動疎か」

  「趣味は何? 尋ねる人が いるならば ・・・・・・・ 答えられずに」

  「ブログ書き 二年もやれば 中だるみ 少し飽きたな 次何しよう」

  「下手糞な 文も飾りで 化粧すりゃ 見違えるよな 文に変身」

   


[ この記事をシェアする ]