shin-1さんの日記

○この一週間腰の痛みに悩まされました

 若い若いと自分では思っているのに、気力と体力のバランスが崩れ、近頃どことなく身体のあちこちに不具合が生じて、「ああ私も歳だなあ」なんて感じるようになりました。それでも対人関係を大切にする仕事柄、そんな弱音を見せまいと突っ張って生きているものですからついつい疲労が蓄積し、今回の腰の痛みのように長く尾を引くことがあるのです。

 そもそもの発端は家の周りの草刈りから始まりました。母親の7回忌を間近に控えているため、少しでも家の周りを綺麗にしようと、殊勝な考えを持ったのが間違いの始まりでした。先月の26日に暑い最中に草刈りを決行しました。家の周りといってもわが家の敷地は660坪もあり、その周りたるや草刈りだけでも半日はかかる作業なのです。夏の疲れがピークに達した上への草刈り疲労が追い討ちをかけ、明くる朝起きると腰が動かなくなってしまったのです。今までのようなぎっくり腰とは少し様子が違うので気にもせず病院にも行かず、そのうち治るだろうと思っていましたが、一向に回復せず今日を迎えています。背中や腰を丸めた姿は惨めで、外へ出るのがついついおっくうになります。しかし予定表に書き込んだスケジュールはこのところ午前・午後・夜とダブルどころかトリプルでギッシリ詰まり、休むに休めない状態なのです。会議は立っての講演や長時間椅子に座っての姿勢を強要されるため、腰の具合は一向に回復せず益々悪くなるような感じで、このまま立てなくなるのではと思うほどでした。

 その姿を横目でいている妻は見かねて、一昨日馴染みの整体院に電話予約を取り強制的に送り込まれました。そして追い討ちをかけるように昨日も受診をさせられました。良くしたもので専門家の治療は涙が出るほど痛かったのですが2日間で少し快方に向かって動き出しているようでホッと一息ついています。やはり最後は妻の世話にならなければならないのかと、その心根に感謝しながらもう一回受診しようと心に決めているのですが、今日も明日もギッシリで、受診のゆとりがないようです。

 馴染みの理髪店には悪いのですが、妻から「散髪するよりは身体の手入れが先」だと昨日言われました。私の髪のように短く刈ると1ヶ月に一回床屋へ行かなければなりません。ましてや人前に出る商売?なので身だしなみも大事なので、「そろそろ散髪」と言ったところ、妻からそのような言葉が返ってきたのです。妻は私の体を気遣って身体にいい食べ物を用意してくれたり気を使ってくれるのですが、当の本人がこれではどうしようもないのです。

 身体が資本だし、健康なくしていい人生はありません。毎年2~3度腰が悪くなる度に、もう少し身体に注意すればよかったと反省するのですが、後悔先に立たずです。整体院の先生から教えていただいた腰痛体操も元気な日々にはすっかり忘れてやりません。いい教訓を得たのですから、今後は暮しの日課に腰痛体操を組み込みたいと思いました。

 この一週間は私にとってブラックウイークと呼ぶに相応しいほど辛いものでした。毎朝隠居へ行って90歳になる親父の腰にサロンパスを貼る日課も、私が息子にサロンパスを張ってもらう日が近いかも知れないと思うとゾッとします。どうやらこの一週間は身体を考える、健康を考えるヘルスウイークになったようです。

  「腰だけで 口は饒舌 絶好調 冗談言いつつ 整体受ける」

  「腰抜けと よく言う言葉 俺のこと 腰痛体操 腰が砕けて」

  「不具合を 生じた腰に コルセット 自由利かない 身体ジレンマ」

  「夏疲れ 今頃出るは 歳のせい 若さ保とう 身体づくりで」

 

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shin-1さんの日記

○冷蔵庫を買い換えました

 わが家の冷蔵庫は4段タイプの立派なものでした。「ものでした」という表現は昨日でもう過去の事になってしまったからです。この冷蔵庫実は17年も前に購入したものです。ご主人様である私の貧乏性に付き合ってくれて、よくもまあ17年間も持ったものだと感心し感謝しています。この冷蔵庫を購入する頃のわが家は私たち夫婦と子ども4人の大家族でしたから、当時売り出されているものでは一番大き目の冷蔵庫を買いました。冷凍庫もチルドも備わっていましたから、妻は重宝がって使っていました。わが町は海の側なので魚をいただくことが多いため、冷凍保存することが多く、この冷蔵庫の冷凍庫だけでは保存しきれず、結局は大きな冷凍庫を別に買って、生活防衛をしているのです。

 数ヶ月前から妻の行動が気になりました。たまにデパートに行くと電気製品売り場に直行し、幅や高さや容量を調べながら、熱心に手帳にメモをしているのです。「何で」と聞いても「うんちょっと」と軽く流していましたが、今考えると冷蔵庫の寿命を想定して、時期候補を調べていたようです。主婦にとって冷蔵庫は今やなくてはならない必需品なのですから当然といえば当然でしょうが、今までの冷蔵庫程度の大きさを確保するためには20万円そこそこの出費が必要なことも妻の悩みの種だったようです。数日前そのことの相談を受けました。コツコツ集めた冷蔵庫のカタログを金額と容量、デザインと機能性などを比較しながら決めました。最近電気器具は相次ぐ大型店の出店により、価格破壊が起こっているようですが、少々高くても地元の業者さんで買おうと言うので、馴染みの電気屋さんにお願いする事にしたのです。

 昨日の夕方妻と私が帰るのを見計らって電気屋さんが大きな冷蔵庫をトラックに積んでやって来ました。今の家は家の間仕切りが細かく仕切られているため、時には窓から入れるそうですが、わが家も裏の庭からのお嫁入りです。私は腰の具合が悪く手伝うことが出来ないため、余り足手まといになってもいけないので書斎に入って設置完了の時をまっていました。妻は冷蔵庫の中身を入れ替え、古い冷蔵庫を家電リサイクル法によって処分しなければならないので、取って帰ってもらうべく忙しく振舞っていました。

 「お父さん、冷蔵庫が入ったよ」と呼びにきたので台所へ行ってみると、ステンレス基調の冷蔵庫が存在を誇示するようにデンと元の位置に座っていましたので、デジカメを取り出し嫌がる妻とともに記念写真を撮りました。



「お父さん、この冷蔵庫何年持つかねえ」とは妻の弁、早くもこの冷蔵庫の耐用年数を気遣う当りはさすが主婦歴33年のベテランです。電気屋さんの話によると家電製品の寿命は10年くらいだそうです。昔のように傷めば直して使う時代は終わっていて、傷めば直ぐに買い替えるのが常識だそうです。わが家の冷蔵庫は大事に使ったため17年間も持ちましたので、電気屋さんが「奥さん、こんなに長持ちさせると電気屋の商売が上がったりです」と呆れていたようでした。

 それでも、古い冷蔵庫が役目を終えてトラックに詰まれ無造作にロープをかけられて去って行く姿は、長年慣れ親しんだだけにさすがに寂しく感じました。

 二人だけの夕食が終り、片づけが終わると妻は散歩のついでに1キロほど離れた電気屋さんに支払いに出かけました。田舎ではどこの電気屋さんも経営が苦しいようで、現金払いに「助かります」といってティッシュペーパーを10個もくれたそうですが、17万円の臨時出費のために妻は相当勘弁をしてかき集めたようです。貰って帰った請求書と領収書を家計簿別冊のノートに張りながら、「この冷蔵庫何年持つかしらね」と、聞くでもない私にまるで独り言のような言葉を発していました。仮にこの冷蔵庫が電気屋さんの言うように10年持つと、私は72歳になります。わが人生を85歳までだとすると、後一回は買い換えなければなりません。人生の終りが忍び寄るような少しだけ寂しさを感じる冷蔵庫の嫁入りでした。

  「十七年 よくも持ったな 冷蔵庫 妻のやりくり 生まれ変わりて」

  「入れた場所 分らぬままに どこここを 開けては締める 新品嬉し」

  「次に買う 時には私 何歳か 今の年齢 十足しゃいいの」

  「この一年 コツコツ貯めた 主婦の知恵 臨時出費も ちゃんと対応」

 

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