○親子の写真届く
逆手塾に参加していた熊本日々新聞社の平野有益さんからお礼の手紙が届きました。
「伊予のインターを下り、道に迷って引き返し、山坂を登って登って、これで景色が悪かったら頭にくるよなと、家内、山本文子さんとブツブツ言いながら着いてみると、いやあ絶景でした。さすが若松さんと、会ってもいないのに感心するばかりでした。
家内はすっかり゛落語の進ちゃん゛がお気に入りでした。私は若松さんの本をちびちび読みながら、イメージを膨らませています」 -後略-と書かれていました。さすが新聞記者の手紙は洗練されていて感心するばかり。相手の了解や著作も考えずに黙ってブログに転載してしまいました。
平野さんから送られてきた封筒には新聞が何枚か入っていて川村一成さんの記事もありました。そして私と息子2人が仲良く並んだ写真も同封してありました。平野さんは「いい息子さんたちがおられ、頼もしいですね」と結んでいました。
早速その写真をデジカメで撮影しましたが光線や接写がまずくて以下の結果に終わりました。
少々ボケていますがウッドデッキの上で談笑する私と真ん中が長男の一心で設計士、左側が次男の看護士を目指している一生です。いつの間にか父親より背が高くなり「筍の太きも親の恵みかな」って感じです。平野さんが言うように私は4人の子宝に恵まれ、子育ての殆どを妻に任していたにもかかわらず、穏やかな普通の息子に育ちました。逆手塾の間ずっと、付かず離れず世話をしてくれたのもこの二人の息子でした。長男には設計料も出していませんが、この人間牧場は彼が受け継いでくれるものと期待をしているのです。
私たち家族はいたって平凡ながら、穏やかな人間関係を保っています。多分子ども4人全ての子どもが無人島キャンプやモウーモウー塾に参加して育ててもらったり、多くの人がわが家に出入りして声を掛けて育ててくれたのではないかと感謝しているのです。
いよいよ息子たちの時代になって、そろそろ私も引退を考えなければなりません。人間牧場はその花道かもしれないと、この写真を見ながら少し弱気になりました。でももう少し楽しい人生を過ごしたいと、人間牧場への更なる夢を描いているのです。妻は「私を余り巻き込まないで」と口では言っています。
「何時の間に 俺より息子 背が高く 気力体力 全てに勝る」
「牧場を 褒められ鼻を こする子の 少し高々 嬉しそうです」
「送られた 写真写真に 撮る私 自分が自分 撮りし一枚」
「記者の文 汽車に乗せられ 今朝届く 熊本城下の 匂いさわやか」