人間牧場

〇会話が通じない
 昨日ウォーキングの途中、同じ組内に住む元役場職員とバッタリ出会いました。かつては一緒に仕事をしたり、飲み会で打ち解けて交流していた親しい仲だったのに、またお互いの家が100mほどしか離れていないのに、退職後は住む世界が違うのか殆ど出会わず、「長い間出会わないが元気かい?」と、まるで珍しい人に出会ったようなあいさつから会話が始まりました。

 「まあお座りや」と促され、彼の家の縁側に腰掛けて話をしました。昔の話、最近の話、元同僚だった人の音信などなど、話は多岐に及びましたが、彼は退職後人との付き合いも余りなく、また私のような社会活動やボランティア活動もしていないためちぐはぐで、全く会話が通じないのです。

 彼は手書き文字が上手かったため、在職中からインターネットに余せずず、今もネット情報は、最近スマホデビューはしたものの電話の受発信程度で、ラインやfacebookといったデジタル情報を持ち合わせていないため、私が毎日のように書き込んでいるfacebookなど「それ何?」ってあり様でした。

 デジタル情報が全てではありませんが、これから生きなければならない未来のことを考えると、デジタルツールを持つことは大事なことだと彼に勧めましたが、その気はないとの反応でした。彼とは生きる世界が違うと思いながら、「また会おう」と別れましたが、積極的に会いたいとは思わず別れました。

「超近く 住んでいるのに 出会わない お互い別々 生き方違う」
「久方に 会ったというに お互いが 話歯車 かみ合わぬまま」
「私にも 彼にも未来 同じよに あるがこれから どんな人生」

 

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