人間牧場

〇草引き作業は続きます(その5)

 昨日は午前中2人、午後3人の来客があり、頼まれていて締め切りの近づいた原稿を書いたり家の細々をしながら過ごしました。現在は暇さえあれば家庭菜園東側の石垣の草引きを行っています。150mにも及ぶ長い石垣に脚立をかけ、登ったり降りたりしながら作業を続けていますが、草を引いた雑石積みの石垣が増えるのを楽しみながら、まだ先が長いことの憂鬱感を合わせて感じたりしながらのんびりやっています。

 時折下の道を通る顔見知りの人が声をかけてくれ、その度に草引きを中断して会話を重ねていますが、先日庭木の剪定中下達が倒れ3m下の地面に落ちて打撲したことを知っている人は、「高いので落ちないように気をつけてね」と注意を促してくれます。一方楽観派は草取りが終って綺麗な雑石積みが見え始めた石垣を見て、「見事な石垣ですね。昔の人の苦労が偲ばれますね」と、石垣を積んだであろう先人の偉業を誉めてくれます。

 「寒くなりましたね」程度のあいさつなのに、「危ないから気をつけて」と「綺麗な石垣ですね」で、草を引いている私の行為を誉めてくれる人は少ないようですが、「注意」も「石垣の誉め言葉」も私にとっては大事な視点なので、しっかり肝に銘じて作業を続けています。今日は午前と午後自宅でできるズーム会議が予定されているので、天気も良さそうだし、1mでも2mでも作業を続けようと思っています。せっかちな性格ゆえにじれったさが同居しています。

「下の道 顔見知りの人 通る度 声掛けてくれ 会話しながら」

「『危ない」と 石垣積んだ 『人褒める』 草引く私 誉めてもくれず」

「少しずつ 綺麗な石垣 増えて行く 先はまだまだ せっかち性格」

「よくもまあ こんな馬鹿げた 思いつき 寸暇惜しんで 少しずつだが」

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