人間牧場

〇手作り紙芝居(その2)

 日本人の寿命がどんどん延び、日本中に100歳を越えた人が8万人もいるなど、100歳まで生きることも夢でない時代になってきました。私は23歳の時青年学級で自分の生活設計を立てたお陰で、その設計図に基づいた生き方をしてきました。私の机の上に古びた5分系計の砂時計が置かれていますが、人生にメリハリをつけるため12歳刻み(12・24・36・48・60・72・84・96)や、5千日刻み(5千日=13,7歳・1万日=27.4歳・1万5千日=41.1歳・2万日=54.8歳・2万5千日=68.5歳・3万日=82.2歳・3万5千日=95.9歳)の砂時計に置き換えてみると、一つひとつのクルーがとても新鮮に感じられるのです。

 12歳刻みの生き方は旧暦が参考で、60歳の還暦の意味が分かるし、5千日刻みだと42歳の厄年や昔の人の55歳定年もそれなりの説明がつくようです。最近まで日本人の寿命は3万日(82.2歳)程度でした。しかし昔の人は5千日(13.7歳)で義務教育を終え、社会人となって2万日(54.8歳)でリタイアし3万日(82.2歳)で生涯を閉じていました。現代の若者は高学歴化が進み、大学を出ても1万日(27.4歳)にならないと本物の社会人にはなれず、働きを終えるのは2万5千日程度ですから(68.5歳)、つまるところ昔の人も現代の人も実労働時間は1万5千日で同じなのです。

 12歳刻みの砂時計だと6回、5千日刻みの砂時計だと私の人生は5回ひっくり返した計算になります。余命に限りはあっても未来は無限大です。やがて迎えるであろう7回目と6回目の砂時計をひっくり返す近未来をとりあえずの目標にしながら、しっかりと生きていきたいと思っています。人は必ず老い、必ず退化し、必ず死を迎えます。いい時代は来ないかも知れませんが、いい人生になるよう努力することは出来ます。そんなバカなことを考えながら今朝も机の上の砂時計を見つめる馬鹿げた私です。「そうだ今日の積み重ねが人生だから今日も元気に生きよう」。少しだけ人様のお役に立って・・・。

「5千日 計の砂時計 手に入れて 既に5回目 砂落ち続け」

「まだ2回 チャレンジチャンス ある予定 5回目今を しっかり生きよう」

「人生は 必ず老いるし 退化する 必ず死ぬる 確率は100」

「嘆くより まだまだまだと ポジティブに 砂時計見つ 元気を誓う」 

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