〇ふるさと体験塾国道378号ハイキング(その6)
唐崎考古資料館を見学した後一行は、最後の見学地亀の森の三島神社を目指しました。フーフー言いながら長い石段を登り神社の社殿前で、武智宮司さんの三島神社にまつわる様々なお話を聞きました。海岸に道がついていなかった頃人々は、船で参拝に訪れていたようで、そのため石段が海まで伸びていたらしく、今でも国道下の海の中に石段の名残が残っているそうです。また普通の神社は山門や拝殿前に狛犬が一対置かれていますが、三島神社は狛犬ならぬ狛亀であることも珍しく、拝殿上の屋根にも一対の亀がありました。
その後三島神社から山沿いの道を潮風ふれあいの館まで歩き、館の中の一室を借りて感想文を書き閉会式を行いました。JRいよ上灘駅から列車に乗ってJR喜多灘駅まで行き、そこから潮風ふれあいの館まで延々14キロの道のりをひたすら歩きました。車社会ゆえ余り歩くことの少ない昨今ゆえ、子どもたちは勿論のこと、スタッフや大学生もこれほど長い距離を歩いたのは久しぶりとあって、「疲れたあ~」って感じでしたが、脱落した人もなく無事完歩することができたことは何よりも嬉しいことでした。
ふるさと体験塾では毎年気候の良い晩秋のこの時期を選んでハイキングを実施しています。一昨年はお隣長浜町界隈を、昨年は伊予市街や新しくできた文化会館などを見学しましたが、私たち大人でさえ日ごろ見ることの少ない場所を、歩いて訪ねるハイキングは、まさにふるさとの良さを再発見する機会ともなりました。これからも知らない場所、知って欲しい場所に子どもたちをどんどん連れて行き、大いに学ばせたいと思っています。一般の人や保護者も参加してくれた楽しい一日でした。
「この時期に 毎年ふるさと ハイキング 国道沿いを ゆっくり歩く」
「国道の 広い歩道が 整備され 旧道なども 見どころいっぱい」
「朝までの 雨も上がって 尻上がり 天気回復 瀬戸内眺望」
「双海町 昭和・平成 まちづくり やったお陰で 見事に変貌」