〇子ども体験塾国道378号ハイキング(その4)
下灘運動公園を再出発した一行は青石海岸から旧道を歩き、背後に歩いて見学したしもなだ運動公園界隈を見ながら、浄土の坂を歩いて登りJR下灘駅を目指しました。36年前無人駅となった下灘駅のプラットホームを使って、夕焼けコンサートをやりましたが、そのことがきっかけで廃線がほぼ決まっていた予讃線海岸周りは生き残りました。その後地元の人たちの熱心な駅を守る活動に支えられて、今日では全国でも指折りの有名な駅となりました。
この日は観光列車伊予灘ものがたりの送迎や観光客に観光ボランティアガイドをしてもらっている、福井さんご夫妻に説明を頼みました。福井さんのすっかり板に着いた雄弁な説明を子どもたちは納得しながら聞きましたが、今回参加している下灘小学校の子どもたちは、夏にヒマワリ、秋にコスモスの花を植えたり、コンサートにも登場する経験を持っているので、想いも一入といったところでした。この日も相変わらず観光客が多く、大阪から来たという若い2人連れの女性ともラヴラヴベンチに座って会話をしました。
その後日喰の浜の通称一本松で、一本松があった頃の写真を見せながら大久保88ケ所の話を織り交ぜて説明し、閏住のクジラというお店まで歩き、あらかじめ注文していた熱々の大判焼きがおやつとして振る舞われ、子どもたちはまだ咲いていない菜の花畑の前で休憩しながら大判焼きに舌鼓を打ちましたが、餡子が嫌いで食べれない子もいたりして多少驚きました。クジラというお店の直ぐ上には閏住分校という小学校があったことも話してやりました。
「JR 下灘駅が 懐かしい プラットホームで コンサートやる」
「コンサート きっかけ駅が 有名に 今では全国 多くの人が」
「住民が 知恵汗出して 駅守る ガイドおじさん 雄弁語る」
「日喰とは 閏住とは よく聞かれ 地名呼び方 ローマ字難なく」