人間牧場

〇凍った小路でスッテンコロリン

 昨日の夕方外出先から帰る途中、家にいる長男息子から携帯電話が架かって来ました。「今どこ?」「こちらは猛吹雪」「子どもたちが喜んで雪合戦をしている」「気をつけて帰るように」とのことでした。帰路三秋峠に差し掛かると、双海方面から対向する車の中には、まるで雪国を思わせるように、屋根に雪を沢山乗せた車もちらほら、そのうち吹雪のような雪が降り、双海に入るとその勢いは益々強くなりました。

 

寒いのに外で雪遊びをする孫たち
寒いのに外で雪遊びをする孫たち
家の前の庭も雪で真っ白
家の前の庭も雪で真っ白

自宅近くでは道全体に白い雪が積もり、我が家の入り口付近の急な坂道を滑らないよう慎重に運転して、何とか車庫に入れてシャッターを閉めました。雪の珍しい孫二人は寒さをものともせず、「雪だ雪だ」と大はしゃぎしながら遊んでいました。雪は庭木や前庭を白く覆い、1cmくらいはあるかなあと思うほどでした。「この分だと明日の朝は?」と思っていましたが、朝起きてみると木陰を残して殆どの雪は消えていましたが、バケツの中の水は完全に氷っていました。

 昨夜はぐっすり休んだからでしょうか、今朝はすこぶる体調もよく、ブログを書き終わってウォーキングに出ましたが、寒い季節風をものともせず、自然にユックリズムなジョギングになっていました。そこここの濡れた部分は完全に凍結していたので、注意しながら走りましたが、急な小路の終点で凍った路面を見誤り、思わずスッテンコロリンと転んでしまいました。日ごろの一万歩を目指したウォーキングのお蔭でしょうか、ついた手の甲に多少痛みを感じましたが、頭や足腰にも異常がなく、そのうち痛みも取れてホッとしています。

 帰ってそのことを家族に話すと、まず出てきた言葉は「もう歳だから気をつけないと」でした。私は歳だ思ってはいませんが、家族は「気をつけないと」と私のことを心配してくれていますが、「もう歳」と思っているのです。少し淋しい言葉にも聞こえましたが、妻の差し出したサロンシップを痩せ我慢して「大丈夫」と断わって見せました。強がりを言ったり若いと思っても、気力と体力の差は歴然としています。昨日夕方見た雪の中で戯れ遊ぶ孫たちの姿と、凍った小路で転んだ自分を対比しながら、少し考えさせられた朝でした。

  「このところ ここは北国? 思わせる ような寒波に 戸惑うばかり」

  「携帯で 雪は危ない 気をつけて 息子私を 心配してくれ」

  「積もる雪 ものともせずに 孫たちは はしゃぎ回って 羨ましいな」

  「今日の朝 凍った小路 踏み外し スッテンコロリン 歳だと言われ」

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