○年末恒例の年賀状づくりと大掃除
記憶装置の壊れかけた私にとってパソコンは便利な記憶装置で、去年出した年賀状のあて先を全て覚えているのですから頭が上がりません。しかしパソコンは手を入れなければ死んだ人の名前までそのままに印刷され、とんでもない失態を招くのです。忙しさのあまりにと年賀状を書く日が遅れたことを理由にして、年末ぎりぎりになってしまうのも悪いことではなく、数日前に亡くなった人の名前を抹消することができてホッとしたり、一喜一憂しながら、昨日は800枚にも及ぶ年賀状を一応仕上げ、郵便局の窓口へ持って行きました。窓口の顔見知りの女性は驚いた様子で、一抱えもある年賀状を見て、「交際が広いのですね」と感心して言葉をかけてくれました。年賀状は相手が私のことを思って勝手に出すので、来る方は選べないのですが、約1000枚来た中から800人に絞ることは容易なことではありません。でも自由人の私には仕事の付き合いが殆どないので、割り切って今年も枚数不足で完了しました。昔は手書きで何日もかけて書いたものですが、今はパソコンのお陰で半日で年賀状が仕上がるのですから、パソコンは味がないと思いつつ、今年一年の仕事がやっと終わったという、何か肩の荷が下りたような充実感があるのです。
郵便局へ行ったついでに、電気屋さんに出かけパソコンプリンター用のカートリッジインクを買い求めました。毎日朝夕書いている2本のブログ記事をプリントアウトする作業が半年も溜まっているのです。正月休みにプリントしようと思い、とりあえず昨日は11月と12月分だけプリントしましたが、一ヶ月分60本を印字するのに1時間以上もかかるのです。真新しい紙に印刷された過去のブログ記事を読みながら今年一年を足早に思い出しながら作業を楽しみました。出来れば毎日一ヶ月分をプリントして今年の分は全て表紙をつけたいと思っていますが、目次は正月休みの仕事になりそうです。
夕方から家の窓ガラス拭きを始めました。これも私が毎年行っている罪滅ぼしの恒例作業なのです。わが家は築35年余り経っていますが、とにかく大きな家です。どのくらいの坪数になるのか考えたこともありませんが、多分親父の隠居などを含めると100坪近くはあるのではないか思われ、サッシ窓も半端な数ではないのです。親父の隠居は親父自らが掃除を終えていて大助かりながら、母屋は私の仕事なのです。
雑巾バケツにお湯を汲み雑巾を三枚、それに脚立を用意して始めました。網戸は年に何度か拭くのですが、少し高い所や手の行き届かない所は一年に一度の所もあるのです。まあ大変な汚れで、折から降り出した雨の中でもひさし部分なので雨に濡れることもなく夕方まで作業を行った結果、一階部分だけは何とか終えることができました。二階部分はこれまで息子たちが手助けしてくれていましたが、三人の息子全てが今年は年末に帰らないようなので、今日の作業に持ち越しとなりました。
窓が綺麗になると窓越しに見えるものまでが何か光り輝いているようで、気持ちがいいものです。仕事から帰った妻が「あなたが珍しいことをするから雨が降るのかも」と多少皮肉を言われましたが、まあそれも甘んじて受けて今日も残りの掃除をしたいと思っています。それでも昨日は少し南寄りの風が吹いて暖かく大助かりでした。
後は大安吉日の日を選んでしめ縄づくりという大仕事が残っていますが、親父が藁の準備もしてくれているので、月曜日に作業をしたいと思っています。
「年賀状 それに掃除と しめ飾り 次第片づく 年の瀬仕事」
「俺にしか できぬ仕事で 恩返し 一年不義理 妻の手助け」
「ガラス戸を 拭いて外見る 景色さえ 輝き見える 掃除の成果」
「雑巾の 汚れと同じ