shin-1さんの日記

○かまど開きの準備

 今日は寒い一日でしたが、明日はコープえひめの理事会があって一日中留守をするので、今週土曜日に迫ったかまど開きの準備をしました。本格的な寒さなので妻はウインドブレーカーを用意し、首筋が寒いかも知れないマフラーまで用意してくれる念の入れようです。というのも昨年末から年始にかけて、大風邪を引いてしまい、40度近くの熱にうなされ、忙しい雑事の役に立たなかったから、転ばぬ先の杖なのです。折しも息子嫁と孫が一昨日からインフルエンザにかかって、妻も息子も右往左往なのです。息子は昨晩から仕事が終わるとわが家に緊急避難してインフルエンザの拡大を防いでいるようです。

 転げても痛くない程着込んだ私は、自宅の倉庫から餅つきの七つ道具といわれるモロブタや蒸し器(大河内さんからいただいたのを使う予定ですが、もし時間がかかるようだと両方のかまどでするかもしれないので)、ザル

などに加え味噌汁を作る大鍋を煙会所の自在から外して車に積み込みました。

 人間牧場は北西の季節風が強く吹き付ける場所ながら、多少軸がずれているためか思ったほど風当たりは強くないのです。まず最初に先日割ったクヌギの割り木をかまどの下の収納スペースに二段積みました。かなり深くて広いスペースなので奥に一段前に一段入るので、手箕に入れて運び美的感覚を持ちながら積み上げて行きました。かまどを造ってくれた本田左官さんに見せてあげたいような出来栄えについうっとりしました。

若松進一ブログ

 続いてハガマを洗って水を入れ焚き口に杉葉を入れて薪に火をつけお湯を沸かし始めました。その間臼をと杵洗ったり、モロブタを拭いたり、セイロを洗ったりしながら、北西の季節風が吹くウッドデッキに干して自然乾燥させました。その間かまど小屋の掃き掃除や拭き掃除をして、小道具を大理石でできた棚に戻しやっと一呼吸です。少し休憩をと思いましたが休むと寒くなるので昼ご飯も忘れてせっせとやりました。ついでに作業小屋の掃除も、ついでにロケーション風呂の下の整理もと、お客さんを迎えるため少し欲張って仕事をしました。またコンニャク畑と、ブルーベリー畑に牛フンペレットの肥料を撒き、草取りをして外の作業を終えたのです。

若松進一ブログ
若松進一ブログ

 最後の仕事は神棚づくりです。前もって親父に頼んでおいた三角形の板木を収まりそうな角に取りつけました。息子が設計したかまど小屋なので、息子の意見を聞かなければならず、とりあえず釘で止めるのを止めて仮置きし、かまど小屋の仕事始めに氏神様である天一稲荷神社で拝んでもらったお札を取り出して置いて見ました。中々いい雰囲気です。これで明後日のかまど開きの神事が滞りなく行なえそうです。水神様や荒神様は大切な神様だからと祖母や母から教わっていたので古風ながらこれで一安心です。

かまどにも息子の配慮で恵比寿様の小さな銅像が祭られています。これも親から子へと伝える大切な教育かもしれないと思いました。

若松進一ブログ

 かくして一人でささやかな準備を午後3時30分まで行い、粗方の準備は完了しました。帰ってからギノー味噌田中社長直伝の昨夕漬け込んだ一夜漬けを散りだし味見をしましたが、中々いい出来でした。早速キューリとニンジンを駅前の上田商店まで買いに走り、畑から引き抜いた大きなカブを洗って輪切りにして、秤で計量して漬け込みました。予想天気は冷え込むとのこと、大きなストーブも薪ストーブも全て整いました。皆様のお越しをお待ちいたしています。

  「いい準備 出来たと自分 納得す 後は皆が ワイワイガヤガヤ」

  「神棚が 出来ると何故か ホッとする 両手を合わせ 無事を祈りて」

  「つくばって かまどの下に 薪を積む 念願叶い クヌギ重厚」

  「あれやこれ 気がつきゃ何と 三時半 昼飯忘れ 夢中になって」

[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

○ただ今かまど開きの準備中です

 かまど開きの日が近づいて、何かと落ち着かない日々を過ごすようになりました。というのもやはり年輪塾ネット画面上に、あれやこれや参加する皆さんの私信公信書き込みが飛び交うようになっているからです。これまでにも沢山の各種イベントや学習会をこなしてきましたが、それは年輪塾ネットなどがないころなので、天気や準備物を自分なりに心配すればよかったのですが、画面にそれぞれの思いや期待感が満ち溢れ、主催者としてはいやが上にも粗相がないようしなければという意識が働くのです。

 最初は「餅でも」「飯でも」なんて気楽な気持ちで始めた今回の企画でしたが、「せっかくだったら」とついつい皆さんが知恵を出し合い、力と持ち物を出し合って面白い展開になりつつあるようです。

若松進一ブログ

 昨日私は松前にあるギノー味噌の本社にアポイントを取り、田中社長に会いに行きました。味噌汁と漬物の打ち合わせです。ギノー味噌は間もなく本社工場が移転開業するので、私のわがままなど聞く暇はないと思うのですが、奥さんと二人で約束の10時に待ってくれていました。本題は味噌汁と漬物でしたが、話は商品開発や経営にまで及び、1時間半も会社の会議室にこもって熱を帯びた議論を行いました。田中社長は真面目な人で、私のような人間の話でも必ずメモ帳に要点を記入しながら聞き入るのです。

 奥さんは双海町出身ということもあって、私が会社に行けば必ずといっていいくらい同席して話しに参加してくれますが、子どもを多く生み育てていて、人間牧場へも家族で来てくれたり、何かと出会いの多い円満な夫婦なのです。帰り際奥さんが用意してくれたニンジン、キウリ、大根、紅心大根の短冊切りと麹漬け用の麹、それにレシピを書いていただき会社を出ました。

若松進一ブログ

 昨日は午後取材が一件入っていたので、寒いながら煙会所へ案内して取材に応じました。その人が帰った夕方ころ田中社長の奥さんからいただいた材料を使い、台所で麹漬けに挑戦しました。ジッパーのついた袋も材料も麹も全て用意してもらい、おまけにレシピまであるのですから、分量を台秤で計ってナイロンの袋に入れ揉むだけでいいのです。友人が持ってきてくれた猪肉で猪鍋を作るべく夕食の準備をしていた妻にも手伝ってもらいどうにか仕上げることができました。社長の話だと一昼夜置けばいいそうなので、明日の夜には試作品の試食が出来そうで、その味を見て今晩あたり19日用の漬物を漬け込みたいと思っています。

 親父が水洗いして天日干しし、妻が糠で漬け込んだ沢庵も予定通り4~5日前に水が上がって19日には間に合いそうです。今日は梅干し、みそ汁用の鍋、餅用のモロブタなどを水洗いして人間牧場へ持って行かなければなりません。明日は今年最後のコープえひめ理事会で終日留守にするため、準備は今日しかないのです。

 折しも暖冬だった年末なのにこの冬一番の寒気がやって来て、風雪注意報が出され山は雪化粧の寒い一日となりました。多分この分だと19日当日もあいにくの天気になるかも知れませんが、「天気が悪ければ悪いほど思い出は多く残る」というのは私の長年の経験名言です。楽しみして準備をしている今日この頃です。


  「もち米を この寒空に 水洗い 妻に感謝の 毎度おおきに」

  「巻き込むな 言いつつ準備 手際良さ 妻いなければ 生きれぬ私」

  「味噌汁と 漬物準備 これでよし あれこれ顔が 浮かびつ楽し」

  「おお寒い 日本列島 冷蔵庫 これが普通と 言いつつやはり」 

[ この記事をシェアする ]