shin-1さんの日記

○薪を作るためのヌギの伐採

 人間牧場のかまどを使ったイベントを一週間後に控えた今日の午前中、役場に勤める井上さんにお願いしてクヌギの木を分けてもらい、薪にするためのクヌギの木の伐採に出かけました。前もって井上さんに同行していただいて井上さん所有のクヌギ林を下見していましたが、細い道をかなり山奥まで行かなければならないため、幾つもの枝分かれの道があって、一回の案内では心もとない心境でした。しかも昨日までの雨で濡れ落ち葉がかなり道に落ちて、スリップ事故を起こさないようにしなければならないのです。幸い私のトラックは4輪駆動なのでかなりきつい勾配やぬかるみは何ともないのです。

 チェンソーなど伐採に必要な小道具を積み込み、昨晩から泊りに来ていた孫の朋樹を連れて出かけました。朋樹はクヌギ林と聞いてカブトムシやクワガタがいるもの勘違いしていたようで、虫籠を持参していましたが、今の時期は虫たちも冬眠時期なので少しがっかりしていました。

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(道が傍までついているクヌギ林)
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(クヌギ林に分け入り作業開始です)
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(切り倒されたクヌギの木)
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(作業の様子は朋樹がカメラ撮影してくれました)

 クヌギの木は10年生くらいではないかと思われるような少し小ぶりの木を3本選び、下草を刈り払って分け入り、チェンソーで切り倒しました。今年は冬になっても温暖なため未だに枯れ葉が枝についていて、倒れる方向に戸惑いましたが、まあ何とか思った方向に倒れひと安心でした。

 本来なら少し長めに切って運び出すのですが、体力のこともあって面倒でも割り木にする長さに小切りして車に積み込みました。小学一年生ながら朋樹も役に立つもので、枝切りした小さいものは殆ど朋樹が運び積んでくれました。3本の木といいながら生の木なので重量的には相当重く、周りの小枝を片づけ1時間ほどでクヌギ林を後にしました。4WDでエンジンブレーキを効かせて山道を引き返し、ついでに人間牧場まで運びました。

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(車の中で孫が一人で撮った朋樹の自画像)
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(車の窓越しに撮ってくれた私のスナップ)

 人間牧場で切った木を下ろし、倉庫からマサカリを取り出し試し割りをしてみました。生の木なので面白いように割れるのです。乾くと木が固くなるので木が乾かない年末までに割りたいと思っていますが、かなりの量なので、私一人では難しいかもしれません。薪を作るクヌギは最初公民館長の宮栄さんに依頼していましたが、かまどのイベントが急に入ってきたため、急ごしらえで今日の作業となりました。

 私が子どもの頃は、冬になると一年中使う薪を自分の家で作るため、子どもも大切な労働六として働きました。その頃チェンソーなどないため、ウマと称する台の上に載せて切れの悪い鋸で引き、マサカリで割るのです。そしてその薪を軒先へ積み上げて作業を終わるのですが、かまどや風呂に使う薪の量たるや相当なもので、遊びたい盛りの子どもにとっては嫌な仕事の一つでした。

 そのかまども五右衛門風呂も姿を消し、今はスイッチ一つでご飯が炊けて風呂のお湯が出るのですから便利な世の中になったものです。何はともあれクヌギは確保しました。さあ明日から暇があれば薪割りです。


  「久方に 子どもの頃と 同じよう かまどの薪を 割らねばならぬ」

  「チェンソー 音立てクヌギ 切り倒す まるで木こりに なった雰囲気」

  「ぬかるんだ 未舗装道を 突き進む 四輪駆動が ものいう世界」

  「今日だけは 孫の力を 借りました 写真撮影 こっちを向いて」 

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shin-1さんの日記

○ドラマ効果とワクチン効果にはご用心

 四国では今ちょっとしたテレビのドラマ効果に沸いています。徳島の朝ドラ「うえるかめ」、高知の大河ドラマ「龍馬伝」、愛媛のスペシャルドラマ「坂の上の雲」という3つのドラマが同時に進行しているのです。高速道路割引千円の効果もあって、橋を渡ってやって来る観光客は例年を大幅に上回っていますが、これまでの公共交通機関や大型観光バスを利用する旅行パターンとは違って、最近は少人数がマイカーでやって来るため、交通渋滞や駐車場不足が問題となって、地元の人たちにとっては思わぬ混雑に巻き込まれて、日常生活の不便を強いられているようです。

 ふと、かつて20年前の瀬戸大橋開通や10年前のしまなみ海道開通に沸いたことを思い出しましたが、世紀の一大プロジェクトといわれた大橋や海道効果さえ僅か一年でブームが去ったことを思うと、テレビの効果など聞き流し情報ですから、既に朝ドラなどのブームはピークを過ぎているのではないかと思われるのです。

 ブームとは流行です。新型インフルエンザが流行していますが、観光的ブームも風邪の症状とよく似ているような気がするのです。インフルエンザにかからないための予防策としてタミフルなどのワクチンが開発され、希望すればかからないために接種できるのですが、冬季に入りインフルエンザの流行の時期を迎えると希望者が多くワクチンが不足気味で、本当に必要な子どなどに回らず、飲み薬などは大人用のカプセルを取り出して子ども用に改良して対処しているのだそうです。

 インフルエンザワクチンは副作用もあるらしく、成人病を持った人には致死さえも覚悟しなければならない危険が付きまとい、既に死亡例も報告されているようです。病院や行政機関は手洗いとうがい、それにマスクを予防のために奨励していますが、新聞の風邪情報によると学校や学級閉鎖は枚挙にいとまがなく、学校を一日休むと年間授業時間の確保が難しく、窮屈で厳しい学校運営を余儀なくされるのです。


 大河ドラマ効果を狙って特産品開発も活発で、司馬遼太郎の小説にあやかり、一朶の雲や坂の上の雲などといったまんじゅう、酒や焼酎まで出来て、ブームにあやかろうとする商魂のたくましさを見せていますが、むらおこし御三家と言われかつて昭和40年代に流行した、砂糖としょうゆで味付けしたまんじゅうや漬物、地酒、太鼓

とどこか似通っていますが、まんじゅうや漬物を食べながら地酒を飲んで太鼓を聞くと、みんな高血圧や糖尿病などの成人病になってしまう危険性すらあるのです。

 観光でも風邪でも大切なことはブームに惑わされることなく生きることです。一年の倒産件数が1万件、年間自殺者3万人を超える時代ですから、成功の一方でブームに乗り切れず倒産や自殺の悲哀もあるのです。風邪にかかりたいなんて馬鹿な人はいないでしょうが、せめて風邪にかかりにくい強い体をつくることなら出来るかも知れないのです。今年もあと残り少なくなってきましたが、元気で新しい年を迎えたいものです。

  「四国では ブーム再来 しているが 上手い話は 長く続かぬ」

  「もう既に 右肩下がり 気配する 経済効果 取らぬ狸か」

  「インフルに かからぬように ご用心 栄養休養 それに動養」

  「好きになる 嫌いになるも 早いなあ 長く続かぬ 国民愚か」

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