○いつの間にかお金が貯まった貯金箱
年末は何かと慌ただしい気がします。年賀状すらまだ書き終わらず、年末恒例のしめ縄作りも餅つきもと片づけないければならないことが、後から後から背中を押しているようで気が急くのです。それでも昨日は寸暇を惜しんで書斎に閉じこもり、約700枚の年賀状を書きあげるのではなく、パソコンの力を借りて作り上げました。一つだけ肩の荷が下りた感じで昨日はよく眠れました。
妻は近所の歯科医院に勤めていますが、家にいる私に何かと用事を頼んで出かけます。日ごろは「今日は忙しい」を口癖に家のことなど殆ど何もしない私ですが、せめて年末ぐらいは手助けをしようと殊勝にも動いていますが、頼まれた身の回りの仕事すら忘れたりする駄目亭主なのです。
昨日は遠方の知人に今年最後のみかんを送りました。まだ送りたい人は沢山いるのですが追いつかなく、未着の人には年が明けてになりそうです。郵便局へトラックで荷物を運び、送る手続きをしながら局長さんや局員と四方山話に花を咲かせました。郵便局には荷受けのノルマがあるらしく、私のように年中荷物を送るお客様は神様のようだと持ち上げられるため、せっせと郵便局へ通っているのです。
郵便局に出かけた折、カウンターの上に置かれた貯金箱を見て思い出しました。私の書斎の貯金箱もかなり重たくなっているので、年末のこの際郵便局員に手伝ってもらって貯金しようと自宅へ引き返し持参しました。女性局員が〒ポスト風の貯金箱の底穴の蓋を開けてくれ、出し始めるのですが、お札が穴をふさいで中々出てこないので悪戦苦闘しました。出てきた小銭を自動読み取り機にかけてもらいましたが、瞬時に金額が読み取れました。副局長が「84,240円ありました」と報告してくれ、それを入金伝票の金額欄に書き込み、持参したボランティア貯金通帳に記入してもらいました。
2年近く経ちましたが、釣り銭などの小銭でも貯まるものだと感心しました。とりあえずささやかながら貯金通帳に入れましたが、このお金は私の夢の実現に使う予定です。私はデジカメを2台持っています。すっかり使わなくなった一台は役場の同僚職員が教育長就任を祝ってお祝いにくれたものです。もう一台の今使っているのは子どもたちが父の日にプレゼントしてくれたものです。ブログ記事に写真を挿入するようになった今では、カメラは私の暮しの一部になっているのです。ゆえに拡大すれば多少粒子が荒れる今のカメラを、もう少し性能のよいものに変えようと思っているのです。
私は平凡な男ですが、平凡ゆえに非凡なことはできません。また平凡ゆえに非凡は望まず、むしろ平凡をコツコツ積み重ねることをモットーにして励んでいます。でも1円、10円、100円、500円という平凡な硬貨を貯めることで、知らず知らずのうちに84,240円という、私にとっては非凡な金額になるのですから大したものです。私はこれまでの人生をこのように、平凡ゆえ出来ることを積み重ねて夢を実現してきました。非凡なことの出来ない年齢になりましたが、これからもそのような生き方をしたいと思っています。
そのシンボルは何といってもこの貯金箱です。最近は妻も少し協力してくれて、まるで孫のように時々入れてくれますが、さて次の目標ははてさて何にしようか、ただ今思案中です。
「いつの間に こんなに貯まった 貯金箱 これでデジカメ 嬉しくゲット」
「平凡も 続けてやると 非凡なる 凡人私 またまた非凡」
「早速に ポケット残る 二百円 貯金箱入れ ささやかスタート」
「ボーナスの 出ない私は 自由人 貯金箱開け 今日はボーナス」