shin-1さんの日記

○飲み会なのか打ち合わせ会なのか?

 体調を崩し酒を飲まなくなって10年近くになりました。ゆえにそのことを知ってか師走の時期の忘年会と称する飲み会は随分減りました。ゆえに忘れたい嫌なことを忘れることができずにいますが、まあポジティブでプラス思考の私は嫌なことも、思い出したくないこともそんなに多くはないので、適当な数だと思っているのです。

 目下のところ私が最近最も気心が知れて心休まるグループの一つに、年輪塾の運営に携わる4~5人のメンバーがいます。塾長の私と塾頭の清水さん、大番頭米湊さん、小番頭の松本さん、塾生の浜田さん、豊田さんは殆どいつも他愛のない話を月一回のペースでやっているのです。妻が「打ち合わせ打ち合わせとよく打ち合わせがあるのね」と呆れるほどに打ち合わせをするのです。集まって打ち合わせと称し打ち合わせをするのですが、打ち合わせはいつもほどほど、「まあ続きは飲みながら」と続いて行くのです。よくよく考えてみると、打ち合わせで話した内容よりも、「まあ飲みながら」で話した内容の方がはるかにいい話をしているのですから、これぞ打ち合わせなのです。

若松進一ブログ

 昨日は例によって午後6時半から市駅前のふじという居酒屋で打ち合わせ会をやりました。議題は19日に迫った人間牧場かまど小屋の完成を祝った小さなイベントの日程と役割分担、それに年輪塾の運営についてです。打ち合わせなど20分で終わり、例によって「まあ続きは飲みながら」と相成りました。気心の知れた飲み会ほど楽しいものはありません。話していることは他愛のないことが殆どですが、それでも明日のことは分らないからみんな夢を語るのです。夢は時に大ボラ、大風呂敷も沢山ありますが言った夢を形にする、これぞジョン万次郎が言った「ロマンとは夢を形にする行動力である」なのです。昨日は大番頭の米湊さんも塾生の豊田さんも仕事の都合と称してずる休みしてしまいました。気になるのか話の途中携帯へ電話が入り、いない人の悪口を魚に大中ぐらい盛り上がった夜でした。


 塾頭を務める清水さんはJA農協出身です。年輪塾は宮本常一シリーズを終え、来年から二宮尊徳シリーズを始めますが、このシリーズのキーマンとして活躍を期待しています。清水さんは常々「理念なき経済は悪であり、経済なき理念は寝言である」と二宮尊徳の言葉を引用して話していますが、私と清水さんの接着剤となったのはこの言葉だったと思っていて、二宮尊徳の語り部の一人だと信じています。浜田さんからは読書の重要性を随分教わり、読書によって少しだけ進化しつつある自分を発見するのです。松本さんは私の部下だったころから比べると心身ともに進化して、出向先のえひめ地域政策研究センターにいることもあって、私以上に国内の地域づくり世情に詳しくなっています。「人は人によりて人となる」といわれますが、まさに私の周りには知的人間が数多くうごめいて、私に知識と知恵を授けてくれているのです。呑む人たちと呑まない私には多少のギャップを感じますが、ジョッキでウーロン茶を傾けた私も呑んだような気持ちになり居酒屋の暖簾を背にしました。

 自宅に戻り「今日はどうだった」と聞く妻に、「今日も楽しかったよ」と報告しました。


  「喉鳴らし 美味しそうなる 友を見て 舌をなめずり 昔私も」

  「呑みながら いつものように 馬鹿話 だからいいのだ 時間限定」

  「こんなもの 食べたか写真 見ながらも 既に消化の お腹を擦る」

  「俺だけが 普段着姿 自由人 今日が一番 若い胸張る」

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