○コーヒーの飲めない私
「何でこんな美味しいものを飲めないの?」と妻から言われますが、実は私コーヒーが飲めないのです。そもそも田舎育ちの私の子どもの頃の暮らしは、戦後間もないということもあってシンプルそのもので、コーヒーやカレーといったものは、そんなに日常的な飲み物や食べ物ではなかったのです。カレーを初めて食べた同級生がカレーのことを「辛子の入った雑炊」といった笑い話も、コーラという飲み物を初めて飲んだ同級生が「せんじ薬みたい」といって吐き出した思い出もまだ記憶にあるほどなのです。
私が子どものころ初めてコーヒーという飲み物をを飲んだとき、とても苦くて自分の口には合わないと思いました。それ以来コーヒーを飲まなくなってしまったのです。ゆえに世情一般でいわれる「食後のコーヒー」なんて、「美味しい食事をした後何であんな苦いものがいいのか?」と、私には全く理解できないのです。
ところが世の中は面白いもので、そんなコーヒーの嫌いな私の長男息子に、何故かコーヒー屋を営む家の娘さんとの縁談が持ち上がり、結婚してしまったのです。多分私がコーヒーが飲めないことは相手にも伝わっていたでしょうから、最初からボタンの掛け違いのような出会いだと感じたに違いありません。でも若い二人の愛はコーヒー屋、つまり娘さんの実家の経営する喫茶店で育まれたのです。
私は「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」というほど偏屈な男ではありません。コーヒーが飲めないというだけで香りはそんなに嫌いでもなく、息子の選んだ娘さんは愛嬌よしで息子より親である私の方が、お米の銘柄ではありませんが一目ぼれしたのです。
そんなこともあって以後、その喫茶店へは度々お邪魔する羽目になりましたが、喫茶店のオーナーマスターをつとめる嫁の親父さんは、私がカウンターに座ると何の注文もしないのにちゃんとコーヒーが嫌いなことを分かってくれていて、ブラックならぬ「ホワイト」、つまりホットミルクを用意してくれるのです。
(昨晩の入浴シーン)
昨日はある団体の人事委員会があって出席し、会議後夕食事が用意されていましたが、人に会う約束があって一足先にお暇し、帰り際にその喫茶店に立ち寄りました。長男家族が住んでいるマンションはその目と鼻の先なので、長男夫婦に子どもができたことのお礼も言わなければならなかったのです。「ホワイト」を飲んだ後雑談もそこそこに折角だからと息子のマンションを覗いてみると、生まれたばかりの孫を風呂に入れている最中でした。
生まれて10日になる孫は出生届はしていないものの息子夫婦によって名前も決められちゃんと「命名 若松奏心」と書かれて台所に貼られていました。息子の名前が「一心」、その長男が「希心」、次男が「奏心」とは恐れ入ったこだわりの名前ですが、少し変わった聞き覚えのない名前ですがそのうち慣れればいい名前になることでしょう。
コーヒーの飲めない私、賭け事もしない私、煙草も吸わない私、お酒も呑まない私に、仲間たちは「金が残って仕方がないのでは?」とよく変人扱いして言いますが、その都度私は「コーヒーも飲まず、賭け事もやらず、煙草も吸わず、お酒も呑まず百まで生きた馬鹿がいる」と言われないよう生きたいと心に誓って生きているのです。
「喫茶店 ブラックならぬ ホワイトで 時間を過ごす 変わったお客」
「よりにより コーヒー飲まない 俺息子 コーヒー娘 好きになるとは」
「人のこと 言えた柄では ないけれど 息子も孫に 変わった名前」
「入浴を 慣れた手つきで 若夫婦 へその緒飛び出 どこかひょうきん」
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kazuさん
今度19日を覚えておいてお茶を飲みに行きます。
今日は人間牧場の梅の収穫をしました。
梅の木はトゲが多くて体中ひりひりしています。
人間牧場主 若松進一
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喫茶店では ありませんが・・・
「いっぷく亭」では 抹茶 日本茶・コーヒー・紅茶
なんでも 無料で出しますよ(笑) 特に19日は
お菓子つきです。私はコーヒーを点てると匂いで
クシャミが出ます。あまり好きではありませんが
飲みます。紅茶の香りが好きです。もちろん
日本茶もいいです。すこし高い白折れの抹茶入りは甘くて・・・苦手です。
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kazuさん
新茶の出回る季節になりました。コーヒーを飲まない私は、日本茶が大好きです。
先日高松で高校生の売り子に言い寄られて、新茶を買いました。
新茶は香りもよく、心が和みます。
そういえば喫茶店といえば日本なのに何故コーヒーで、日本茶が少ないのでしょう。
日本茶の美味しい喫茶店は流行らないのでしょうか。
若松進一
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>・・・100まで生きた馬鹿がいる
多くの方が若松さんを尊敬してますよ
そんな事思う人は居ないでしょうね~(笑)
もちろん 謙遜で言ってるのでしょうが・・・
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計画通りに 人生を送られた若松さんですから
100歳以上生きると決めたら そうなる事でしょうね~~(笑)