shin-1さんの日記

○ホンネ共和国での交流会

 かつて私は21世紀えひめニューフロンティアグループを率いてフロンティア塾を開いていました。10年間で40回という超ロングランの塾に大勢の心ある人たちが参加して、様々な学習をやりました。フロンティア塾生たちはそれぞれの地域へ帰って地域づくりの新しい活動を起こしキーマンとして活躍してくれました。その中に宇和町明間の佐藤正治さんがいました。彼は名水百選の観音水でアマゴの養殖に取り組んでいますが、ホンネ共和国を立ち上げその大統領として活躍しました。その馬力は私と同じく加齢とともに多少衰えましたが、その真摯な姿勢は今も変わらずなお矍鑠としているのです。

 ある雑誌に紹介された私の写真を見て、この春電話をかけてきました。「痩せたあなたの体が気になって」というのです。彼もその後病気を患い少し痩せたと風の噂に聞いていたので、「人事ではない、あなたはその後元気か」とお互いが大笑いをしました。5月の2日に久しぶりに仲間が集まるので是非という話だったので、人間牧場の清掃作業の後で参加することにしました。

 浜田さんと二人乗った私の車は、宇和町の街中を左折して野村方面へ10分ばかり走るとそこはもう野村ダムの上流です。水没記念碑の建つこの場所は何度か訪れた場所であり、佐藤さんはこの国道沿いに丸太小屋を建てています。佐藤さん宅に立ち寄り、橋を渡ってみんなで対岸の小さな公園へ出かけました。川沿いのため少し冷たい風が吹いて肌寒い感じがしましたが、シートを敷いたり机を出して交流会の準備をしました。火をおこしアユやアマゴ、それに焼鳥と中々豪華な取り合わせです。三々五々次第に参加者も多くなってる顔見知りの方々が集まってきました。赤トンボと私が命名した赤いつなぎの木村さん、土佐の和田さん、新聞社のIさん、ホンネ共和国の皆さん、それに大洲市柳沢の一二三会の皆さん、宇和島水産高校の先生ご夫妻、松盛さんなど、さらには途中から遊説中の某代議士候補も加わって賑やかでした。

若松進一ブログ
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 かつてフロンティア塾に参加していた皆さんも何時の間にか歳をとりました。それでも私を含め彼ら一人一人にすそ野が広がり、大きな輪となって愛媛の地域づくりができていることを嬉しく思います。ここに来た人の中には今日行われる朝霧湖マラソンに出場するという話も聞きました。「そんなに酒を飲んで大丈夫か」と聞けば、「私のエネルギー源はアルコール」とおどけながら何度も盃をあげていました。

 ダム湖岸には何組かの人が弁当を広げて休日を楽しんでいました。「何処から来たの?」「松山市から」「そうですか、私は伊予市双海町です」「ああシーサイド公園のある夕日の綺麗な町でしょう」「そうです」「あそこはいつも遊びに行っています」「ありがとうございます」。こんな会話を交わしながら久しぶりにのんびりとさせてもらいました。少し早い3時にお暇し、内子経由で伊予市駅まで浜田さんを送り、明神山・牛の峰山・黒山・壷神山を海岸周り・山周りをぐるり回った一日でした。


  「久方に ホンネの里に 友集う 昔あの頃 花を咲かせて」

  「代議士に なりたい人も 加わって 政治論争 評論家のよう」

  「人は皆 どうして歳を とるのかな 面影消えて 初老といえり」

  「飲む人の 酔うほど見つつ われ素面 俺もあんなに 饒舌だった」

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