○用がなくなったストーブ
随分春らしくなって、日本列島の各地から桜の便りが聞こえるようになってきました。愛媛県宇和島市はどういう訳か日本で一番桜の開花が早い地域として毎年紹介されてきましたが、気象台の統廃合によって桜の目視をする役目もなくなり、ちょっと寂しい思いをしていましたが、元気象台職員を中心に標本木の監視を続けているそうで、その円山公園の桜の開花が先日発表され、いよいよ愛媛県に桜前線が上陸しました。今年はあの桜を見に行こうと、いつも思うのですが何故かその時期が忙しく、またすっかり忘れてしまって見逃しています。旅先の国道で、「天然記念物○○桜」などの標識をよく見ることがあり、またご当地の桜自慢を聞く度に、メモをしたりしていますが、一向にはかどっていないのです。特に合併して高知県仁淀川町になった旧吾川村のしだれ桜は、教育長さんから熱心に誘われていたので、今年は何としても妻を連れて行って、二人で見たいと思っています。人間の人生は短いもので、もし私が自分の生活設計どおり85歳まで生きても、もう21回しか春は来ないのですから、しっかりと季節の移ろいを見届けたいと思っています。
私の書斎のストーブが今年も春の訪れによっていよいよお払い箱になりそうです。ストーブの利用期間は私の場合、11月1日から3月15日までと決めています。居間は10月23日の秋祭りから3月31日までのようですが、私は少しCO2の削減や京都議定書に協力して我慢をするようにしています。それでも今朝のように南国四国といえども少し冷え込む時は少々寒く感じますが、スリッパを履いて厚めに着込んで朝の時間を過ごすのです。
今年は私の部屋専用のステンレス製のやかんを3千500円を出して買いました。少し小さめですが優れものでデザインも気に入って、湯気が書斎の乾燥を和らげてくれたり、時にはそのお湯でお茶を入れたりして楽しんでいます。しかし少し小さいため、購入してから何度も空焚きして、大失敗をしてしまいました。毎朝ストーブをつける度に中の容量を確認しているのですが、今年の冬は寒かったため、何度か一日中ストーブをつけて頼まれた原稿書きに夢中になって、ついつい湯気が出ないことに気がつくのです。アルミだと解けているかも知れませんが、幸いステンレス製なので一難は免れましたが、歳を取るとそろそろ冷暖房への転換を考えなければなるまいと思ったりしています。でもストーブの温かさは冷暖房などと違いどこか温かさを感じて好きなのです。
私が子どもの頃は火鉢でした。居間に大きな火鉢があって、寒い日は火鉢の側にみんなが集まり、火勢が弱まると新しい炭が加えられ、クヌギの炭火がパチパチとまるで花火のようにはじけたものです。ストーブが入るまでのほんの少しの間練炭火鉢という優れものが一日中お湯を沸かしてくれたのも、もう遠い思い出としてか記憶には残っていません。
昨日残った油を空焚きしました。いよいよ倉庫へ片付けます。約4ヵ月半世話になったストーブも、これから7ヶ月間は深い眠りにつくのです。また来年も私の体を温めてくれる事を信じています。
「四ヵ月余 温め続けた ストーブに お礼言いつつ 空焚き済ませ」
「少しだけ 化石燃料 勘弁し 環境貢献 今年の冬も」
「雪国の 友から便り 雪景色 ジャガイモ 植えるまだ先と」
「今年こそ 枝垂れ桜を 見に行くと 妻に約束 カーナビ故障」
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津野村の桜は 毎年 4月8日 花まつりの 頃に
仁淀も そのあたりかもかと
枝垂れ桜は ソメイヨシノに比べると 花の次期は 長いですね
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桜に関する情報を有難うございました。是非一度見たいと思っています。ところで難しい質問ですが、何時ごろが身頃なのでしょうか。
進一
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仁淀の桜は 綺麗ですが それより古いと おもわれる 古木が 旧東津野村 芳生野奈路 元願成寺に あります
仁淀まで いかれたら 是非お回り下さい。
では また