shin-1さんの日記

世にも珍しい紫色のカリフラワー

 「進兄ちゃん」このカリフラワー凄いねえ」と、近所で「くじら」という小さな海産物屋を営む妹が畑の中で見たこともない紫色のカリフラワーを見つけました。妹は同じ町内に嫁ぎ幸せに暮らしていますが、時折親のご機嫌伺いに手作りのものを持ってきてくれるのです。この日もいも餅を持ってきてくれました。私はその度に家の畑に連れて行って野菜を収穫してやるのです。

 先日も親父から妹が沢庵漬けにする大根が欲しいと言っていたという話を聞いていたので、30本ばかり引き抜いて水洗いしてお店まで持って行ってやりました。妹は大層喜んでくれましたが、「そういえば去年も大根を洗ってやったな」というと、「あらそうだったかしら」とごまかされました。まあ商売をしながらおじいさんの介護をしたり妹も大変だろうと思う優しい兄の心根だ思ってもらえればいいので、別に押し付けたり勿体ぶる必要はないのです。その妹がここの野菜は凄く生き生きとして育ちがいいというように、毎年伊予市の水口まり子さんからいただく苗が良かったのか世話が良かったのかは分かりませんが、零年になく良い出来で、カリフラワーは軽く塩ゆでしてマヨネーズで和えて食べたり、てんぷらにしたり、シチュウに入れるととても美味しいのです。

 わが家ではカリフラワーもさることながらブロッコリーが欲しかったのに、今年は何故かブロッコリーと思って植えたものがカリフラワーばかりで、少し意気消沈しているのです。

 妹が畑の隅で見つけたカリフラワーは私もまだ見たことがなく、全てが綺麗な薄紫色をしているのです。私はこれまで忙しさにかまけてカリフラワーがどんなに育っているのかも知りませんでした。12月の初めに親父が「畑のカリフラワーが食べごろになっている。食べないのなら誰かに差し上げろ」というのです。見ると丸々と太ったカリフラワーが収穫の時期を迎えていました。姉や妹、近所に住む叔母たちにもおすそ分けしましたが、これから冬になると野菜が不足がちになるので重宝して使いたいと思っています。親父は草も早さない代わりに2~3本残るとそこを引き抜いて耕す癖があるので、気分を損なわないようにやんわり話さなければなりません。

 しかしこの紫色の品種は一体何という品種なのでしょう。まだ試食していませんが、正月には息子たち家族や娘たち家族がやってくるので楽しみにしたいと思っています。


若松進一ブログ

 今日は年末らしく、また海沿いの町らしく寒い北西の風が朝から強く吹き荒れていています。波しぶきは容赦なく岸壁を洗い、潮煙りは国道を走る車のフロントガラスにこびりつきます。漁師さんはもう既に昨日で漁を止め正月休みに入っていて、来年の1月4日まで休みのようです。そんな強風が寒さを殊の外感じさせ、道行く人も足早に歩いていますが、体感温度は寒いものの外気温が0度を下がることはまれで、風邪対策さえすれば海の温かさの恩恵を存分に受けれるのです。野菜も雪囲いや防寒対策を全くしなくても腐ることはないのです。ただし風邪ひきに弱いサツマイモなどはやはりモミガラなどで防寒対策をしなければ腐るようです。

 今年は伊予路に春を呼ぶ椿さんが2月1日だとか、早い春の訪れになりそうな予感です。 

  「今晩は 紫色の カリフラワー 食べてみといと 手ぐすね引いて」

  「植えたはず ブロッコリーが 見当たらず 収穫する頃 分かるお粗末」

  「そういえば 大根洗った あの時が 風邪の始めと 今頃分かる」

  「風邪ひくと 悪いことだけ ではないと 働きもせず 楽して年末」

 

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shin-1さんの日記

○涙が出るほど痛かった皮下注射

 何が嫌いかって尋ねられたら、私は子どもの頃から今日までずっと注射をされることが大嫌いです。小学校や中学校で担任の先生が「はーい皆さん明日は予防注射がありますから、今晩はお風呂に入って綺麗にして来て下さい」何て言われると、本当に腹や頭が痛くなったようなふりをして学校を休んだことだってあるのです。しかし欠席の児童生徒は数日後医院に直接行くよう促されあえなく注射の餌食になったのです。学校医の先生も私が注射嫌いだということをよく知っていて、「進ちゃんはまたずる休みしたのか」といわれる始末です。

 そんな私も胆のうを取る手術を受けてからは2ヶ月に一度の定期健診を欠かさず、その度に注射による採血検査に応じているのですから偉い進歩なのです。でも残念ながらインフルエンザなどの予防注射は生まれてこの方まだ一度もしたことがないというこれまた珍しい人間なのです。ゆえあってかまだ一度もインフルエンザにかかったことがないのです。

 昨晩9時ころ39度近くの熱が出ました。知恵熱ではなく風邪による熱なのですが、寝ているとパジャマが濡れたのではないかと思うほどの汗をかき、その度に妻の介助を得て汗を拭きとり、パジャマを4回も着替える奮闘でした。お陰で妻は少し寝不足のようですが、水分補給をしながら朝を迎えました。

 妻が「お父さん、今日の午後から年末年始の休診になるらしいから病院へ行こう」と、この歳になって付添つきで長浜の城戸岡病院へ出かけました。今日は早かったこともあり比較的空いていました。早速先生に「薬を飲みましたが一向に良くなる気配がなくむしろ悪くなようです」と先生の気分を逆なでするような発言をしましたが、先生は笑って初診からまだ3日目でしょう。そんなに早く良くなるのだったら医者話要りませんよね」とグサリやり返されました。

 「先生私は昔から注射が大嫌いですが、昨日の晩は熱にうなされ大汗をかきました。風邪だと馬鹿にしていましたが、これ以上は我慢が出来ないので、痛くない注射だったら打ってください」というと、大笑いをして「肺のレントゲンを撮りましょう」とレントゲン室です。やがてレントゲンの結果は直ぐに大写しにされて「肺に異常はありません。ご希望通り注射をしますが、この注射はめっぽう痛い皮下注射です。覚悟をして処置室へどうぞ」と相成りました。もう帰ろうかと思いましたが、妻も一緒のことゆえ大人げないと思いついには看護婦さんに二の腕に痛い痛い注射を打たれてしまいました。まさに病気が治ったような目の覚める一撃でした。こんなはずではなかったと思いつつ、妻の運転する車の助手席に乗ってわが家へ帰ってきました。


 家に帰ると長男家族がやってきていましたが、マスクをしないと孫に風邪がうつるとか、妊婦に風邪がうつるからマスクをするようにとかまるで隔離病人で、結局はみんなどこかに散らばって行きました。妻からは暖かくして寝ているようにと布団を敷いてもらいましたが、日頃から寝る時間の短い私が昨晩など夜8時に床につき、朝8時まで床にいたのですから、そんなに眠れるわけがないのです。

 妻の心配は私が書斎にこもってパソコンをいじる時間が長いことも風邪をこじらせた大きな原因だと勘違いしているようです。病院に勤める妻はパソコンを使うと肩に張りが出るそうで、私などはむしろ寝ている方が肩が凝るのです。そんな訳で妻は只今正月用の餅つきのためシーサイドへ出かけているのでこれ幸いとばかりに居間を抜けだし、書斎でパソコンを打っているのです。

 しかし年末は来客もかなり多く、座ったと思えば玄関や勝手口のチャイムが鳴り、留守番も中々大変なようです。こうして今年もあれやこれやの一年もあと一日となりました。「うん?、注射が効いてきたのかな?。体が少し楽になったような気がするなあ」。


  「誰だって 注射が好きな 人いない 今日の注射は 飛びきり痛い」

  「あの医者は 俺より上だ 楽しんで しっかり儲け もっと意地悪」

  「お大事に 声もそぞろに 医院出る 注射の仇 打てないものか」

  「一日が あっという間に 過ぎて行く 風邪をひかずば できただろうに」   

 

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