shin-1さんの日記

○コーディネーター役は中々骨の折れる仕事です

 私は仕事柄、これまで様々な集会やシンポジウムの司会、コーディネーターなどをやってきましたが、いつも思うことは講演や講義のように一人で喋るより、司会、コーディネーターという役割が中々骨の折れる仕事だということです。最近はファシリテーターなどの横文字が登場して、司会、コーディネーター、ファシリテーターを混同しているような感も否めませんが、それらの役割はテーマに沿って会を進行し、正しい方向に導かなければならないのです。と同時に自分の意見も言わなければならないため、まるで聖徳太子のように人の意見を聞き自分の意見を述べるのですから、並みの人間ではできないのです。じゃあ「あなたは並み以上ですか」といわれたら、「はい潜水艦」、「えっ、並み以下」と答えなければならないのです。

 コーディネーターは事前準備が必要です。昨日はえひめ地域政策研究センターの依頼を受けて、はからずも「教育とまちづくり」というテークサロンのコーディネーターをさせてもらいました。コーディネーターをするにあたって、出演者であるお二人の著書である星さんの「耕す教育の時代」と草野さんの団体を紹介している「日本一の学校」という二冊の本を事前に取り寄せて読みました。そして二人の考えを頭に入れパソコンで思いつくままにレポートしました。ここまでは予備知識の習得です。

若松進一ブログ(県立美術館講堂を会場に星さんと草野さんと私の楽しい会話が繰り広げられました)
若松進一ブログ(手前が星さん、向こうが草野さんです)
 

サロントーク「耕す教育の時代」という鼎談ともいえる三人のコーディネーターをするにあたって、私は2時間の時間配分をする上で、1テーマ30分として3つの分割テーマを考えました。①これまでの教育に欠けていたもの、②これからの青少年教育、③学校の持つ意味です。このテーマについて話したいことをそれぞれの分割テーマごとに3つくらい考えて欲しいと、お二人のパネラーにメールしました。星さんからは分割テーマごとに3~4項目が出てきましたが、草野さんからは分割テーマごとのテーマは届きませんでした。私の計画がここで大きく変更を余儀なくされたのです。でも草野さんにも討議に加わってもらわなければ討議ができないのです。そこで考えたのは星さんと同じ分量の自分のおしゃべりを分割テーマごとに3項目用意し、星さんと私のサンドウィッチに草野さんのスパイスをはめ込むという、アドリブ作戦に転じることにしました。

 問題は参加者の存在です。参加者に「教育」という難しいテーマをどう理解させるか、私は前日高松へ行く列車の中から、閃いたホワイトボード利用の図式説明のために、ホワイトボードを用意して欲しいと担当の清水研究員にメールを打ちました。早速メール返信が届きOKとのことでした。

 星さんの1時間講演、草野さんの30分話題提供の話が終わり、休憩時間で会場セットされていよいよスタートです。教育とまちづくりの関係について少し経緯を述べ、ホワイトボードに書いた縦軸ポイント(星さん1935、若松1944、草野さん1951の生まれ)、横軸ポイント(星さんは山形県、草野さんは徳島県、若松は愛媛県)、円軸ポイント(星さんは内陸部、草野さんは太平洋沿岸、若松は瀬戸内海沿岸)の図表に沿ってパネラーの考えの違いを話しました。そして討議の進め方や時間配分の了解を求めてスタートしたのです。

 時には参加者を巻き込み、歌のない歌謡曲に歌をつけて歌わさなければならないのですから大変です。でもさすが星さんも草野さんも一流で、それぞれの立場の違いを鮮明にしながら話をかみ合わせてくれました。終わりの時間が気になり始めましたが、私のまとめ的発言はあえてせず、不燃人、可燃人、自燃人と残り火という話や6つのゆとり(①時間的ゆとり、②人間的ゆとり、③空間的ゆとり、④経済的ゆとり、⑤文化的ゆとり、⑥安心安全的ゆとり)を求めて人は動くことを話し、1分超過の17時01分で役目を終えまました。1分超過は許容範囲です。

 参加した人からの拍手の勢いにまずまず成功の手応えを感じ役目を終えました。昨日も長くてしんどい一日でしたが、さわやかな気持ちの幕引きでした。


若松進一ブログ(共済会館で行われた交流会も楽しい一夜でした)
若松進一ブログ(請われるままにハーモニカを熱演しました。もうすっかり地域づくりの世界ではお馴染となりました)
若松進一ブログ(いつの間にやら私のカメラに竹森さんと鹿島校長と原田校長が写っていました。三人とも私の大好きな人です。また会いましょう)

  「進め役 簡単いうけど 難しい 事前準備に 心血注ぐ」

  「話す人 客席の人 俺加え 二時間ドラマ プロデュースする」

  「二時間が あっという間に 過ぎ去りて カーテンコール 拍手も強く」

  「もう嫌だ こんなにきつい 役割は 終わってみれば 快感あって」


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