shin-1さんの日記

投稿者: | 2007年6月28日

○今治を訪ねて

 今年も愛大法文学部の非常勤講師をしていますが、昨日は私の教室の学生24名を連れてフィールドワークの授業で今治市を訪ねました。今治市といえば2年前1市11市町村が合併した、全国的にも大きな広域合併を街です。特にしまなみ海道沿線の島々にある町村が合併しただけに、合併後のまちづくりはどうなっているのか興味もあって学生も引率した私も楽しみにしていました。学生は私のこれまでの講義を予備知識としてグループ討議を行い、住みたいまち、訪ねたいまちそれぞれの4テーマ40項目、合計8テーマ80項目をリストアップして、これから訪ねる今治市、伊予市、西予市、双海町をそれぞれ点数評価して、まちづくりの成果と課題を見つけてゆくのです。

 昨日はその前哨戦として今治市を訪ねたのです。貧乏暮らしの夜間主学生にとって昼間の活動は苦手だし、旅費や食事代のかかる小旅行も敬遠しがちですが、これも学習であると位置づけ、県下を回って生きた学習をするのです。朝の弱い学生に朝8時18分JR松山駅発の電車はかなりきつかったようでしたが、それでも一人の欠席者もなく鈍行列車に乗り込みました。

 

 通勤通学のピークを過ぎた列車内は一両編成ながらかなりゆったりしていて、学生たちはまるで遠足にでも行くようにすっかりリラックスしていました。約1時間で今治駅に着きましたが、高架事業の終わっている今治駅はモダンな佇まいを見せていました。今回のフィールドワークの窓口となっていただいた市民まちづくり推進課の赤瀬補佐は昔からの顔見知りで、今回も無理を承知で受け入れをお願いしたところ、快く引き受けてもらい、既に駅まで出迎えてくれていて、気配りの人らしい姿は今も昔と変わって
いませんでした。赤瀬さんの案内で市役所10階の会議室が予定されていました。

 研修は渡邊企画課長さんがパワーポイントを使って今治について語ってくれました。約1時間実に見事な説明でした。私も色々な行政職員にお目にかかりますが、現状分析や構想説明のどれも新鮮で、合併というトンネルを抜けた後のまちづくりについての話は学生の心を揺さぶったようでした。会場は省エネでまだ冷房が使えず窓を開けての会議となりましたが、熱気はそのまま学習の成果となりました。

 研修会の最初と最後のあいさつも十分だったし、約1時間課長さんに一人一問づつ質問させましたが、みんな素敵な話をしてくれました。そしてその一つ一つに課長さんはアドリブでしっかりと受け答えして返してくれました。

 室内での研修が終わると商店街の中にあるFM今治へ出かけました。若者には一番関心のある場所なので、意外と質素なそれでいて意外と乱雑な室内に一応驚いていましたが、スタッフの温かいもてなしの説明に十分満足したようでした。

 赤瀬さんは中型バスの運転が出来るので、旧波方の名前が入ったマイクロバスを自らが運転して市内視察をさせてもらいました。市民活動サポートセンター理事長の越智さんも同行して、糸山サイクリングターミナルまで行き、しまなみ海道の来島大橋を一望できるターミナルで、越智さんの話を聞きながら来島大橋を眺めながら美味しい釜飯を食べました。お釣りの関係で25人全てが一人ずつお金を払うとあってお店の人も目を丸くしていましたが、何事もなく全員がお金を支払うことが出来ました。

(越智理事長お話です)

(来島大橋を望むサイクリングターミナルで楽しい食事をしました)

 越智さんと赤瀬さんのチームプレーで市民まちづくり支援センターやJAが作った四国最大級の農産物市場を見学し、3時前の今治発の電車で松山まで帰って来ました。若者にとって大学での学びは机上学びが多いのですが、こうした社会を知ることも大切な生きた学問だと思うのです。

(所狭しと並べられている農産物を見て凄いと感じましたが、余りの大きさに少し疑問も生まれたようです)

(マーケットの裏側には貸し農園までありました)

(少し疲れたフィールドワークの旅は電車内での話題をさらい賑やかでした)

  「学生と 今治あれこれ 学びあり 知ってるつもりも 知らぬことあり」

  「驚いた わが教室の 学生は 質問鋭く バッチグーです」

  「緊張で 眠れぬ二時間 だったそう 話を聞いて いつもかくあれ」

  「行き帰り まるで表情 別の人 学びは人を こうも変えるか」 

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