shin-1さんの日記

投稿者: | 2007年6月26日

○BY AIR MAIL

 こんな朱書きの文字を書き込んだ郵便物が先日わが家に送られてきました。ウィーンの日本人学校にこの春から勤務しているNAKAO HARUJI(中尾治司)さんからのエアメールなのです。JAPAN以下の文字は日本語なのですが、差出人の名前の上はWallrissstrasse98/1 1180Wien,AUSTRIAto英語で書かれています。多分オーストリア・ウィーンの空気も入っているだろうと、封筒の耳を3センチほど切って鼻に押し当てました。残念ながら香りはかぎ分けることはできませんでしたが、紛れもなくウィーンの街の雰囲気です。その後封筒の上を全て切って中から手紙と地元の新聞でくるんだ世界地図を取り出しました。

 私が日本の真ん中にない世界地図を初めて目にしたのは30歳のときでした。青年の船でアメリカへ行った時サフランシスコの博物館で一枚の政界地図を見た時の驚きは今も脳裏に強く焼きついているのです。その体験を双海町の若者に伝えようと人づくり10年計画なるものを発案し実行に移しましたが、中尾先生から送られて来た子の世界地図も考えこそ同じであれ、ヨーロッパに旅したことのない私にとっては初めて見る世界地図なのです。彼の住んでいるオーストリアは何処か虫眼鏡で探しましたが、確かにこの世界地図の真ん中にありました。しかし日本で見る世界地図のように自国を赤く塗りつぶして誇張していないところに隣国に陸続きで囲まれたヨーロッパらしさが見えました。

 私は早速この世界地図を人間牧場・水平線の家の教材に使おうと思っています。現在水平線の家には高知県馬路村産魚梁瀬杉150年生の切り株があります。また小さいながら方位を示す磁石コンパスとハーモニカを置いています。魚梁瀬杉の年輪からの学び、磁石コンパスが示す北極星という星からの学び、ハーモニカで吹く音楽の調べ、加えて古代から変らぬ水平線の家から見える島の位置関係などなど、様々な学びの空間に世界地図の真ん中に日本がない世界地図からの学びを加えたいのです。水平線の家の学びはこうしてどんどん広がるのです。

 ふとこの世界地図のオーストリアという小さな国で暮らしている中尾先生の家族のことを思い出しました。中尾先生の手紙には「現地自国4月6日16:00、わたしたちは日本から9000km離れたオーストリア・ウィーンの地に下り立ちました。その日以来、各々が仕事に、生活環境を整える事に、新しい学校になれる事に、それぞれ全力を尽くしております。・・・・・・・・後略。

 最近、こちらのデパートで見つけた世界地図を同封いたします。ヨーロッパ中心の地図をすでに持っているかとは思いますが、何かに役立てていただけたらと思います。2007年6月9日」と書かれてありました。

  「横文字で 書いた手紙が 届いたよ 匂い嗅ぐべく 少し開けて」

  「外国で 暮らせるなんて 夢みたい 三年間も 暮らせるなんて」

  「金貯めて 先生いるうち 訪ねたい ウィーンの街の あちらこちらを」

  「早速に 手紙書きたし 届くかな 不安だけれど やって見なけりゃ」


と書かれていました。

 




 


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