shin-1さんの日記

投稿者: | 2007年6月24日

○役場職員の研修会・大月町ルポ②

 高知県は愛媛県に比べ平成の大合併への取組が進んでいない県です。それは高知県の風土がそうするのではないかと思われます。つまり高知県は坂本龍馬に代表されるような進取の気性や中央の意思や指示に反骨精神で望む気風があるのです。先日訪れた高知県馬路村などは僅か人口1100人にもかかわらず、未だに合併もせず生き残っているのですから、感心するというか呆れるというか、どちらにでも取れるのです。愛媛などは様々な意見があったり反対があっても結局はなし崩しや先送りであっさり70が20に合併再編されてしまったのですから、そういわざるを得ないのです。

 昨日と今日訪れた大月町も最初は宿毛や三原など、幡多地方の合併話が持ち上がっていましたが、いつの間にか消滅し現状維持を貫いているのです。県知事が輸入人であることも影響しているのかも知れないと思いますが、ここにきてやっと県知事も重い腰を上げて高知県を幾つかのブロックに分けた合併を提案しているようですが、愛媛県のよき所は学んでもつまらない所は学ばないようにして欲しいものです。

 昨日の研修会は大月町の役場職員組合からの招きでした。私も色々な所からお誘いがありますが職員組合からの招きは余り例がないのではないかと思いましたが、昨年度まで執行委員長を務めていた山本さんが10年ぶりにその座を降りましたが、道の駅を担当する縁もあって、山本さんの紹介でのご縁なのです。昨日は職員組合の広域ソフトボール大会が雨天で一週間延期となっていてダブったため何人かの男性職員が参加できないアクシデントに見舞われました。それでも女性職員を中心に沢山の人が参加し熱心な研修会でした。

(町長さんも熱心です。)

 職員組合の研修会だというのに声をかけた町長さんや議長さん始め議員さん、そして弁当屋を営む顔見知りの女性姉妹もわざわざ特別に参加してもらい、しかも町長さんや堀さんなどは一番前の席に陣取ってかぶりつきで私の話に耳を傾けてくれました。

(左端の2人の女性が馬路村で出会った方です。往復250キロ、片道4時間もかけて馬路村に勉強に来た根性には脱帽しました。)
(右端が今回の研修のきっかけを作ってもらった山本さんです。)

(私の席のその隣の席に座られた右端が執行委員長さんです。)

 約10分の休憩を挟み後半は私を口の字の机配置に変えて質問座談会形式で5時までの2時間余り話し合いが持たれました。進行は先日馬路村で出会った二人の女性のひとりですが、彼女の進行は中々のもので男性顔負けといった感じでした。大まかな話は、今日の話を聞いての感想や意見、このような研修会に参加しない意識の低いと思われる人をどうするか、どんな方法で人づくりをすればいいのか、合併までにどんなまちづくりをしなければならないか、一村一品運動との関連についてなどなど多岐にわたっていましたが、少し眺めのコメントをはさみながら解説して行きました。推し量るに大月町に限らず、どの町も職員のやる気にはばらつきがあり、やらない方が失敗も少ないので得だという甘えの構造が蔓延しているようにも思え、町の魅力ある物語を作ろうと情熱を持って35年間働き続けた自分と比較しながら少し腹立たしくもなりました。

 今回は馬路村で試したプロモーションビデオを前もって約5分間上映しましたが、私が主役の出演だけに多少面映い感じもしましたが、それでも私の生き方や私のやったまちづくりの手法がコンパクトに紹介されていて、フーテンの寅さんと下灘駅の場面を私に置き換えるシーンは思わず笑いの零れるテクニックだけに、雰囲気作りには随分役に立ちそうです。

 この日の研修会には多くの女性保育所職員が参加していました。保育所の職員さんは感動商売とでも呼ぶべき子どもたちと直接関わる現場で働いています。子どもたちと一緒になって時には笑い、時には涙する感性を持ち合わせているため、話を聞いた反応が他の役場職員より早く伝わってきます。保育師さんたちのお陰で私の話も随分乗ってきました。またその余韻を引き継いだ夕食懇談会は酒の勢いもあって更にその交流が深くなり、いつか人間牧場へも研修旅行として訪ねてみたいという決欄にまで達したのです。

 最近まで助役という名前だった役職が法律の改正によって副町長となり、中々呼び辛い顔に見覚えのある副町長さんも研修会に参加していただいた方の一人です。私と同じ年配にお見受けしましたが、副町長さんの話によると、かつて私も副町長さんも若い頃、松山で公民館関係の全国大会が開催された時、愛媛大学の讃岐先生と私と3人で夜遅くまで飲んだそうで、すっかり忘れていた若き日の記憶を甦らせて懐かしい出会いとなりました。

  「講演を 終えて座談の 手が上がる 思わず万歳 胸を打たれる」

  「町長も 議長も議員も 職員も この町どうする 額を合わせて」

  「参加者の 心の扉 開かせる 俺の仕事に 反応あった」

  「ビデオ見て 思わず笑い 和やかに 見せる効果も 少しはあった」

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