shin-1さんの日記

○ヤッホー、私のメールが初めて外国へ届きました

 私のパソコンにはやたらと訳の分らぬ英文のメールが何処からともなく送られてきます。最初はエッと思って開いてはみたものの、それは迷惑メールと知ってからは無造作に迷惑メールとして処理しているのですが、それでも毎日届いて出張で2、3日家を空けようものなら100通に余ってその処理にうんざりするのです。

 そんな英文に混じって外国から一通のメールが届きました。オーストリアウィーンの日本人学校にこの春赴任したわがふるさと双海町出身の中尾先生からです。先生とは教育長時代の2年間同僚として仕事をした間柄です。中尾先生は小学校の先生ながら派遣社会教育主事として教育委員会で仕事をしました。優秀な方で2年間の仕事ぶりは目を見張るような活躍でした。特にマニフェストよろしく私が公表して望んだ双海町誌編さんの仕事や双海の子育て10の約束などをことごとく完成させてくれました。圧巻は就任そうそう町の入口に設置された有害図書自動販売機の撤去をめぐり、住民運動にまで発展させ撤去にこぎつけた仕事で、彼のひたむきな努力の成果でした。彼は2年間の2回も外国に行く幸運にも恵まれましたが、それは実力で勝ち取った大きな成果だろうとしみじみ思いました。

 そんな2年間を経て地元の小学校に赴任していましたが、思うところあって日本人学校で勤務する決意をして見事その切符を手にしてこの春家族とともにオーストリア日本人学校へ赴任して行きました。

 赴任先から春先一通の絵葉書が届きましたが、この春中尾先生と同じようにえひめ地域政策研究センターに伊予市役所から出向している松本君に中尾先生のメールアドレスを聞きだし、無謀にも外国へメールを送ったのです。

 haruji@・・・・・・・jp 」、これが私が初めて外国へ送ったメールアドレスです。多分届かないだろうと思って半信半疑送ったメールでしたが、昨晩中尾先生から、「メールが届きました」と返事が帰って来ました。「ヤッホー、私のメールが初めてオーストリアウィーンという海の向こうの外国へ届きました」。嬉しいことです。しかし驚きました。これが現代の情報化社会と分っていても瞬時に私のメッセージが届くなんて・・・・・。私がわが家の書斎を基地にパソコンでインターネットを始めてもう二年近くになりますが、昨日という日くらい嬉しい日はありませんでした。昨日は私にとっていわゆる小さな記念日です。これからも中尾先生とのメールのやり取りを通して新しい可能性にチャレンジしたいと思っています。

 「おい松本君、中尾先生が赴任している3年間の間に、何とかお金を貯めてオーストリアの中尾先生に会いに行こうや」と話したところ、彼も同感なようでした。アメリカ・メキシコ・ハワイ・韓国・オーストラリア・ニュージーランド・香港・マカオなどには行ったことがありますが、ヨーロッパの国々へはまだ私は行ったことがありません。夢を膨らませるのもいいもんだと思っています。

 それにしても若いっていいねえ。ウィーンで3年間も家族で暮らそうという意欲があるのですから。私など言葉の壁に阻まれて・・・・。でも英語が話せない私だって30歳でアメリカへ行こうと決意し青年の船でアメリカやメキシコへ行ったのですから・・・。

 奥さんと二人の子どもさんの外国での暮しが無事で楽しいものになりますようかげながら心より祈っています。

  「初めてだ 海の向こうに 住む人へ 半信半疑の メールを送る」

  「届いたと メールが届く 嬉しい日 小さな記念日 六月五日」

  「時差ありて 今頃どうして いるのやら 思い巡らす 友の姿を」

  「外国が 人の想いで 近くなる メール届いて もっと近くに」

 

 

 

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“shin-1さんの日記” への1件の返信

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     ブログを読みました。感激しました。温かい言葉の数々に、心の奥から込み上げてくるものがありました。わたしが日本人学校に来ることになった動機のひとつに、若松さんとの出会いや若松さんから聞いた青年の船の話、ニュージーランドへの研修があることは、間違いありません。つまり、派遣社会教育主事として学校以外の世界を経験したことが、人生を大きく広げたことにつながっているのです。人と人が出会うということは、多かれ少なかれその人の人生に影響を与えるわけで、わたしにとって若松さんとの出会いは、大きく影響を与えられたというわけです。わたし自身も教育者の端くれとして少なからず人によい影響を与えられる人間でありたいと考えながら、遠くウィーンの地でがんばりたいと思います。
    追伸:こちらで購入した地図もお送りしましたので、「極東日本」を物語る世界地図をご愛用ください。

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