〇今月の五行歌
まだ一度も例会に参加したことのない幽霊会員のような私ですが、年末に退院してすぐさま投稿締め切りの知らせを受け、いつものように思いつくまま即興で次の歌を作り、とりあえずメール便で送っていました。
一昨日その報告書が手元に届きました。私の歌は相変わらず欠席歌の部で、入選もしないただの駄作でした。
スマホ・パソコン・オンライン
益々肩身が狭くなる
トラブル起きれば
グリコの看板
取り残されそう
五行歌に違いはないのですが私の歌は、いつも俳句と川柳の違いのような、笑売啖呵(しょうばいたんか)なので、自分の歌ながら少し冷めた気持ちで笑っています。批評には・お手上げグリコの看板とは面白い、IT・デジタル・AIもあるがスマホ・パソコン・オンラインの片仮名にうんざりしている作者の困惑顔が目に浮かぶ。故障が起これがこの身がフリーズする。
・四行目の「グリコの看板」という表現がユニーク、「お手上げ」という意味でとったのですが、合っているでしょうか?、とにかく面白い歌。・本当にトラブルの壁にぶち当たると肩身が狭いですよね。昭和を思わせる作者のノスタルジックな雰囲気に少しの寂しさを感じました。・諦めるか頑張るか。大げさに考えるとこれからの世をどう生きるかの分岐点かも知れません。無いは無いでどうってことも無いような気もします。言い得て妙な批評に感心しました。
「年末に 退院すぐさま 思いつき 送っておいた 五行歌作品」
「パソコンの トラブル加え 体調も これまたトラブル 年末年始」
「わが作品 さすがと思う ご批評が 納得しつつ 一人にんまり」
「今日あたり 会費納入 しなければ 忘れていたでは すまぬ出来事」