〇今年最初の軽トラ市
天気予報ではこの一週間、雨や曇りの日が多いと報じられていましたが、軽トラ市のお世話をしている元地域おこし協力隊の冨田さんがfacebookで、「天気予報の降水確率が40パーセントまで下がったので、今年最初の軽トラ市を予定通りやります」と書き込みがありました。雨で中止とてっきり思っていたものですから、「エッ?」と思いましたが、晴れ男冨田さんの前向きな決定を密かに喜びました。
北東の季節風がかなり強く吹いてあいにくの肌寒い一日でしたが、軽トラ市は予定通り行われました。土曜日の昨日は果樹の生産者大会と、中予地区剣道大会が同じ場所で同時に開かれていて、臨時駐車場となったグランドには、空いた駐車スペースを探すのに一苦労するほど車が集まっていました。私も人間牧場に出かけて薪割りをした帰りの12時前に立ち寄りましたが、冬のイベントにしては客足が多いようでした。
昨日は暦によると「友引」のようでした。その名のとおり軽トラ市は友を引きます。にわか通りを歩くと、そこここで知った懐かしい顔々に出会い、立ち話の輪があちこちで出来ていました。物を売ったり買ったりすることもさることながら、出会いの場所や機会が少なくなった現代では、こうした人と人の出会いは嬉しいもので、大いに声を掛け合い安否を確認し合いました。
私は出店のお店を一通り見て回った後、先日ご主人を亡くしたお米屋さんで十穀米を買い、はるばる久万町からキッチンカーで来ている馴染みの田村さんのお店で、プリンと大福餅を妻へのお土産に買いました。シイタケを売っている袋田さんのお店では、店番の浜田さんと面談しポンカンをご馳走になり、外気は寒くても心はポカポカでした。「枯れ木も山の賑わい」という言葉があります。西下さんや西岡さんと「参加することに意義がある」と話ながら、次の予定があるため会場を後にしました。
「晴れ男 冬雨さえも 吹飛ばす 天は必ず 良心見方」
「寒いけど 行き交う人と 声かけて 安否確認 心ほのぼの」
「友引の 暦そのまま 私など 枯れ木も山の 賑わいですから」
「私でも ニ千円だが 金落す 雀の涙 集めりゃ何とか」