〇また自給レパートリーが増えた干しシイタケ作り
今年の冬は年末から年始にかけてかなり気温が高かったため、豊作だった渋柿を使った干し柿作りで、カビが生えたり腐らしたりした人がかなり多かったようです。幸いわが家では少し遅れて干し柿を干したため、何とかすり抜けて、おいしい干し柿ができました。また西条に住む井上さんから珍しい横野柿という品種の丸い渋柿を送ってもらい、サナに干して干し柿を作りましたが、水分が多いため何度も戸外に出したり入れたりして世話をした結果、カビの兆候が見られたものの何とか甘くて美味しい干し柿が出来上がり、毎朝1個ずつその味を楽しんでいます。
今年は一昨年植菌したクヌギのホダ木に沢山シイタケが生えて、これまでの人生でこれほどシイタケを食べたことがないほど、その味を堪能しましたが、少し開き過ぎたり傷んだものは、サナに広げて干しシイタケを作ることを思い立ちました。ご存知のように生のシイタケは鍋物や付け焼きなどにして食べますが、うどんの出汁や巻き寿司の具材として使うには干しシイタケでないと水分が出て駄目なのです。わが家では知人のシイタケ農家から、干しシイタケを分けてもらって使っていますが、本格的に干しシイタケを作ったことがないので、何事も挑戦だし、私の目指す自給率向上のために何としても作ってみたい一品でした。
冬は北風が吹くのでシイタケの乾燥にピッタリだと思って始めたものの、これまでは期待していた北風が殆ど吹かず、むしろ雨が頻繁に降って、その都度干したシイタケが湿気を吸って元に戻ろうとしましたが、ここに来てやっと冬らしい北風が吹いたため、乾燥は最終段階に入ったようです。乾燥が甘いと残った水分で保存中にカビが生えるので、そろそろ仕上げて湿気が入らない1斗缶に入れて保存したいと思っています。シイタケの旨味成分は煮干しや鰹節、大豆などの旨味成分と合わせると、日本料理に欠かせない特別美味しい出汁が出ます。特にうどんの出汁などには重宝で、妻の作る出し汁を使った料理は絶品です。干しシイタケは妻のリクエストなので、これからも春秋のシイタケが生える季節には是非挑戦したいと思っています。
「また一つ 自給の数が 増えました 干しシイタケが 沢山できた」
「出汁取るに 干しシイタケは 必需品 旨味成分 煮干しとともに」
「巻き寿司に 干しシイタケを 水戻し 味付け巻き込む 味は最高」
「何でだろう 干したシイタケ 栄養分 増して身体に いいと聞きます」