人間牧場

〇広島県竹原市忠海からのお客さん

 広島県竹原市といえばNHK朝ドラ「マッサン」の舞台となっている、古い町並みの残る中国地方山陽路の「小京都」です。私は何度か竹原を訪れていますが、特に竹原市忠海の公民館へは何度も講演に訪れ、当時公民館長をしていた竹本英子さんとは、私的なお付き合いも長年やっていて、そうしたご縁で先日も昨年に引き続きご主人が丹精こめて作ったという自然薯が届き、また忠海公民館で長年取り組んでいるキビ栽培で作った餅やクッキーまで送ってもらっています。

忠海の美女たちに囲まれて
忠海の美女たちに囲まれて

 その竹本英子さんから、「11月29日に人間牧場を訪ねて色々と話を聞きたい」とメールが入りました。メールの相手は英子さんではなく「九郎」と書かれていたので、「あるいはご主人の名前かも」と勝手に思い込みメールのやり取りをして、結局29日の午後2時で相談がまとまりました。しかしこの日は既に午前中子ども体験塾の黒山登山、午後1時からは島根県出雲の南さんの来牧予定が入っていて、仕方なく軽トラ市に来る予定の松本さんに案内を頼みました。松本さんは快く引き受けてくれましたが、その後悪天候を予測して軽トラ市が延期となってしまい、松本さんにはわざわざの対応になってしまいました。

 少し早い午後1時過ぎ竹本さんたちご一行5人は、松本さんの案内で人間牧場へやって来ました。先約の南さんたちとバッティングしたものの、その後は座布団を敷いて2時間近く色々な話をしました。運転でやって来た男性は私の思惑通り竹本英子さんのご主人で、公民館と地域づくり協議会の関係や、10年が経ったキビ作りの今後のことについて助言を求められました。人間牧場で行われている様々なプログラムと、人間牧場の経営について、二宮尊徳の「経済と道徳」を引用しながらこれからの生き方に迫りました。

 これまでの公民館活動や地域づくりはどちらかというと、人の懐を当てにすることが多かったように思うし、マンネリの謗りを拭うことができませんでした。(続きは後で~)それを払拭するためには精神的にも経済的にも自立することです。これまではややもすると経済は二の次でしたが、経済基盤がしっかりしていないと持続することもできじ、結局は空中分化し、やらないほうが良かったということになってしまうのです。さて竹本英子さんたちご一行はどんなヒントを得て、これから何を目指してどんな進化を始めるのでしょう。とりあえず3年後、5年後が楽しみです。

  「マンネリは 人の心の 有り様と 思えば人の 心変えれば」

  「経済が 基盤にないと 長続き しない心得 肝に銘じて」

  「キビ団子 犬猿キジに 桃太郎 おとぎ話を 見習いましょう」

  「悩むから 次の目標 見えてくる もっと楽しく 感じるままに」

 

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