○坊ちゃん劇場での演劇鑑賞
今日は朝から雨です。昨日から始まった甲子園球場での選抜高校野球選手権は、まだ大阪まで雨の区域が到達していないため何とか持ちそうな雲行きです。
数日前ぼっやん劇場から、ミュージカル「龍馬」のお披露目公演のご案内をいただいていて、出席返信をしていたので、孫とドラえもんの映画を見に行くという約束を妻に頼んで出かけました。故に普通自家用車は妻に渡し、田舎のオープンカーと呼んでいるトラックでの観劇なのです。
今日のお披露目には四国アイランドリーグの石毛さんや顔見知りの有名人の招待されていて、私のような田舎者に何故招待状が届いたのか分りませんが、甘んじて参加させていただきました。
偶然にも隣の席には偶然にも嬉しい事に生協の白川さんが座り、美しい人ゆえに奥さん?と間違われて右往左往しました。私の席はS席く列9番いう結構前の席で、見やすい角度でした。第一作のミュージカル坊ちゃんで馴染みの常設劇場だけに安心して見ることが出来ました。
さて今回のミュージカル「龍馬」は、ジェームス三木さんの脚本で演出です。ジェームス三木さんはパンフレットの中で、「龍馬は閉鎖的な武家社会の中で、自由奔放に生き、幕府という組織をくつがえした人です。刀を差して靴を履いた写真とか、日本最初の新婚旅行とか、積極的でものごとにこだわらない性格が窺えます。個人と組織の関わりは、現代でも重要なテーマですから、竜馬の人気は衰えません。私たちに生きるヒントを与え、勇気づけてくれるのです。
今回は龍馬がミュージカルになります。ちょん髷をつけた武士が、歌ったり踊ったりするわけですから、とんでもないことになりそうですが、竜馬の精神を伝えるには、案外ぴったりな形式かも知れません」と述べています。
舞台はその通りでした。特に龍馬がタップダンスを踊る姿や見回り組の役人が観客に尋問する姿は思わず感嘆の声を上げ笑いを誘いました。
今回の龍馬は、33年短い生涯の中の薩長同盟から大政奉還、近江屋襲撃事件に至る僅か2年間を扱っていますが、近江屋にて11月15日、中岡慎太郎とともに暗殺されるシーンはいつ見ても新鮮です。
あるときはサムライとして、あるときは貿易商人として、あるときは政治家として、またあるときは恋に翻弄される一介の男として、幕末という激動の時代に「希望」という灯をかざしながら、駆け抜けていった志士「坂本龍馬」の生き様をリアルに描いた見応えのあるさわやかな作品でした。
(公演修了後花束を受けるスタッフ)
(舞台挨拶をした脚本・演出のジェームス三木さん)
「常小屋で 演劇鑑賞 する余裕 竜馬と自分 ダブらせながら」
「誕生と 命日同じ 数奇人 短いけれど 成す事多し」
「百余年 越えても龍馬 なおヒーロー あんな生き方 したいけれども」
「撮っちゃ駄目 言われて撮らず いたけれど ストロボ消して 最後だけでも」