shin-1さんの日記

○広がる朋樹ワールド

 木野は金曜日なので久しぶりに5歳になる孫の朋樹がわが家へ泊まりにやって来ました。一昨日の夕方、「おじいちゃん泊まりに行きたい」と電話が入って約束し、幼稚園が終わる午後3時に松山にある幼稚園へ迎えに行きました。娘のお産頃から頻繁に顔を出している幼稚園なので私の顔を覚えていて、迎えの引継ぎも簡単に済ませて車に乗り込みました。最近は国道を走る車の外の様子が飲み込めていて、色々な看板の文字が読めることから、私を盛んに誘導するのです。松山から松前に向う頃になると「おじいちゃん喉が渇いたからジュース」などと話しかけ、暗に近くのマクドナルドドライブスルーへ誘います。私も孫のお陰で今流行のドライブスルーの店をすっかり馴れて、最初の戸惑いを恥かしく思うのです。マクドナルドに立ち寄りました。例によってドライブスルーの店なので「ハッピーセット、チーズバーガー、オレンジジュース、景品5番」などと単語を並べてマイクに向って話しかけると、「お会計は400円です。前に進んでお受け取り下さい」とアナウンスがあるという、まあ待ち時間のない便利さなのです。

 ハンバーガーやジュースなどそっちのけで、孫はお目当ての景品の袋を開けて使い方を考えるのですが、説明書の全てが読めるわけでもないのにせっせと組み立てて、フライドポテトを食べながら鼻歌交じりのご機嫌なのです。

 昼間なので幼稚園からわが家まで、お店に寄ったりガソリンスタンドでガソリンを入れたりしても約50分で到着しました。孫はさっさとおばあちゃんに予約を入れ集めてもらっておいた段ボール箱や菓子箱で耕作開始です。孫が来るとまるでわが家の居間はゴミの山に変身します。ダンボールをハサミやカッターで切り、ガムテープでくっつけて工作をするのですが、私の手伝ってくれるよう頼みながら朋樹ワールドは次第に完成して行くのです。

 昨日のテーマはお城でした。ダンボールの箱で土台を作り、その上に積み上げてゆくのです。最初は下手糞だった作業も今は随分早くなって、夢の世界が段々広がっています。多分自分のマンションだと作業や行動が制限されて、「片付けなさい」といつも母親から文句をいわれ、不完全燃焼しているようで、わが家に来た時の孫の顔は実に生き生きと輝いて見えるのです。

 そのうち妻が仕事先から帰って来ました。居間の広げさがした様子を見て「まあ何、これは」と絶句のような反応です。孫は得意げになって「これはディズニーランドです」と説明していました。大人の目から見れば唯のゴミなのですが、孫にとってはまさにワールドなのでしょう。「おじいちゃん写真を撮って」とせがまれました。

 与えられた遊びしか出来ない現代っ子だと良く聞きますが、子どもにとってはダンボールや折込チラシも大切な遊び道具です。ガムテープとハサミとカッターも怪我することなく上手に使えるようになったし、も少し孫のゴミ世界に踏み込んでみたいと思っています。

 昨晩は風呂に入れた孫を挟んで妻と三人川の字になって寝ました。孫の温かさが心に染みる幸せな一夜でした。

  「来る度に どこか成長 したような 爺の欲目か そんな気がして」

  「爺婆と 言っててくれるも 今のうち そのうち爺婆 金だけ頂戴」

  「ひっさがす ようにも見える 孫遊び お目々細めて 容認しつつ」

  「おもちゃ買う お金要らなく 助かると 妻はせっせと 箱を集めて」 

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shin-1さんの日記

○3つの癖

 私の日課は毎朝4時から始まります。それは宇和島水産高校を卒業して帰郷し、地元で7年間漁師をした経験が早起きという癖をつけさせてくれたのです。「そんなに早起きをして一体何をするのですか」とか、「あなたももう歳だから朝早く目が覚めるのでは?」とか、はたまた「じゃあ夜は早く寝るのでしょう」といった質問がちょくちょく寄せられますが、毎朝することがあるのです。つい最近の社会は子どもや若者を含めて、眠らない社会といわれるように、夜はいつまでも起きている人が多いようです。そのくせ朝はいつまでも寝坊しているのです。昔から「早起きは三文の得」といわれたり、「「差寝坊する人間には金を貸すな」といわれるように、朝起きの効能はすこぶる大きいのです。「毎朝早く起きる」という癖だけでも私にとっては随分多くの「得」と「徳」をもたらしました。

 役場に勤めていた現役の頃は毎朝4時に起床してやるべき仕事をやり、5時から8時まで毎朝3時間、何と12年間もシーサイド公園の掃除ボランティアをしたのです。このことはややもすると反対意見の多かった夕日によるまちづくりに対する理解を産むのに役に立ちましたし、それら諸々の実績が認められて国土交通省の「観光カリスマ百選」に選定されたのですから、私にとって早起きの癖は人生を変えてしまったのです。

 私の早起きは家事仕事の多い妻には残念ながら伝わっていませんが、元漁師だった親から受け継いでいて、90歳になる親父も私と同じように船を下りた今でも早起きで、春の今頃は外が白む6時にはもう散歩に出かけているようです。

 私は毎日ブログを書いてます。最初はおっくうだったパソコンもどうにか自分なりに使いこなせるようになって、拙文ながら読んでくれる人がいるほどに朝起きて一本、夜寝る前に一本と殆ど毎日2本の記事を書いているのです。これも「よく書くことがあるねえ」とかいわれますが、私のブログは日々の暮しや旅の思い出、自分の想いなどがテーマなので書くことがいっぱいあり過ぎて、「読むのに時間がかかるからもう少し短くしては」とクレームがつくほど書いているのです。私はAmeba(アメーバブログ)という無料のサイトを娘婿の紹介で2年半前に書き始めましたが、ブログとは便利なものでペーパーにプリントアウトしなくてもちゃんと記録に残り、いつでも取り出せるのですから有り難いことです。2年半も続けているともう自分の生活の一部になって、今では遠出の旅に出てブログを書けない日などは、体調に影響するほどモヤモヤして困ってしまいます。幸い今は有り難いことにホテルにインターネットが出来る所が段々増えて来ています。先日も秋田へ行きましたが、駅前の東横インというホテルを選んだのは他ならぬブログを書きたかった理由だけなのです。でもアナログな私は、どこかの商社マンや営業マンのように携帯用のパソコンを持ち歩くことだけはしたくないのです。

 私の友人が私のブログ記事をプリントアウトして愛用しているのに驚いて、私も一応自分のブログ記事をプリントアウトして、書棚の隅にうず高く積んでいますが、かなり分厚い毎月一冊の表紙のついたブログ集はこれまた面白い資料になっています。とりあえず10年間続ける予定の癖になりました。

 私は毎日三枚のハガキを書いてます。小さな癖ですが。もう始めて22年になります。そもそもの始まりは友人から一冊の本をいただき、その中に「一日三枚ハガキを書いたら人生は幸せになれる」と書いていました。最初は「ハガキを三枚書いたぐらいで本当に幸せになれるの?」と思いましたが、22年間も続けていると不思議な事に、本当に幸せになれたのです。夕日によるまちづくりが一応の成果を出せたのも夕日をあしらった絵ハガキを送り続けたお陰かも知れません。毎日ハガキを書くことも私の日課、いわゆる癖になってしまいました。

 こうして自分の暮しや過ぎ越し日々を振り返れば、誰にでも出来るささやかな行動が続ける事によって癖になり、気がつけば大きな成果を生んで行くのです。これからもしっかりとこのよき癖を続けて行きたいと思います。

  「ちょっとした 縁で始めた 癖三つ 今では病みつき 効果抜群」

  「早起きも 掃除続けりゃ カリスマに お陰で私 無料で旅が」

   


 

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