○娘夫婦親子に乗っ取られた居間と寝室
5月18日の出産と退院後の実家での子育てで、娘夫婦と親子がわが家で暮らすようになって丁度哀調回復も順調で3週間が過ぎました。娘のお産は産気づいてから僅か1時間半余りでの出産だったので産後の体調回復も順調で、母乳の出も申し分なく今のところはホッとしています。第二子は生まれた時少しのハプニングがあって保育器に少しの間入っていましたが、問題もなく母子ともに退院して順調にスクスク育っています。母乳が行き届いているのか二日前の定期健診ではかなりの体重増でこれまた順調にスクスク育っています。まるでセミのように鳴き声も日増しに一段と大きくなっていますが、眠ることは兄と同じスヤスヤとよく眠り夜も昼も母親は大助かりです。孫で4歳になっている兄の朋樹君は相変わらずのやんちゃぶりで、朋樹プロジェクトは次男が就職のため一抜けしましたが、相変わらず松山の幼稚園へ連れて行ったり迎えに行ったりと相変わらず私たち夫婦に大きな負担がのしかかっています。それでも孫の世話は楽しくて眉毛は8時20分と下がりっぱなしです。娘婿は大学での仕事や出張で中々大変なようですが、産後の暮しを組み立てるのに懸命で目下のところ気がねの居候をしてわが家から通勤しています。朝孫を幼稚園に連れて行って出勤し、仕事が終われば居残りの孫を幼稚園に迎えに行って夕方8時頃に帰ってきます。
娘のお産に当たっては娘、娘婿、孫、赤ちゃんとそれぞれがかなり重いハードルを持って寄り添うように生きていますが、一番の陰の功労者は妻なのです。家族の食事や洗濯、掃除や育児手助けなど数えればきりがないくらい毎日多くの仕事を、勤務しながらこなしています。娘の回復が順調なので、掃除や洗濯などは娘がかなりやれるようになりましたが、新生児の入浴補助などになると、わが家はまるで蜂の巣を突付いたような大騒ぎです。それでも娘は助産婦なので要領よく事を運ぶのですが、お湯の世話など限りなく妻の仕事は深夜にまで及ぶのです。まあもう直ぐ娘の家族が引き上げるまでの期限付きですからみんなで手助けしたいと、ワイワイガヤガヤいいながら楽しみたいものです。幸い今は初夏で気候も暑くなく寒くなくのベストコンディションなのが大助かりです。
娘夫婦とその家族が実家での暮しをする場所は私たちの居間と寝室になりました。第一子誕生の時は妻も居間で寝て手助けしていましたが、今回は私たち夫婦は2階の客間で寝る事にしました。全ての一日の仕事が終わって2階に上がって休むのは11時近くになりますが、それでも明くる朝の6時まで何の仕事もなく私たち夫婦は休めるのですからこの上ない至福の時間となります。多分娘夫婦は授乳や泣くこの世話で眠れない夜を過ごすのでしょうか、私たちにはかすかな息遣いしか伝わってこないのです。朋樹くんは相変わらずの寝坊で、幼稚園に迎えに行っての帰りには車の中でグースカと平気で昼寝をしますし、帰って食事と風呂を済ますと、私が本を読んでやり夢の世界へと旅立つのです。
まあ後10日ほどは楽しくも賑やかな暮しが続きますが、2ヵ月後にはまた長男夫婦に子どもが誕生の予定ですから、当分この騒動は続きそうです。
「いいもんだ 赤子の泣き声 家中に 響きわって 幸せですね」
「寒くなく 暑くもなくて 順調に 育つ赤子の 日増し大きく」
「幼稚語で 話す言葉の おばあちゃん 答えるように 思わずニヤリ」
「母親を 取られたような 気がすると 思い不憫な 兄を抱きしめ」