人間牧場

〇一滴の水
 天から降った雨は、地中にしみこんで畑や庭を潤おわせます。降り過ぎると洪水となり、降らなければ渇水となるため、私たちは雨の降り方に一喜一憂して暮らしていますが、水を治める治水もまた人間の知恵なのです。

便利な裏山から流れ出る清水

 わが家は急峻な裏山が人家にまで迫るいわゆる危険地帯で、ハザードマップにも載せられて、注意するよう呼びかけられていますが、親父存命中井戸を掘ったり、自然流水の清水を利用する水場を作ってくれています。

 その中でも井戸は電動ポンプを乗せて、畑のそこここまでエスロンパイプを引き、蛇口をひねればいつでもポンプが作動して農業用水が使えるよう工夫を凝らしていて、水を使う度に親父の知恵に敬服しています。

 このところ夏野菜の植え付けが終わり、朝夕2回苗物に水を遣らねばなりませんが、お陰様でいい塩梅に育ちつつあるようです。同時に水場の清水も無駄にすることのないよう、庭の花や木の水遣りに重宝して使っています。

「急峻で がけ崩れ危険 烙印を 押されています ハザードマップ」
「ある水を 使えるように 治水する 親父は 凄いと 改め感服」
「そこここと 欲しい所に 蛇口ある ひねればすぐに 水の利用が」
「夏野菜 毎朝毎夕 水を遣る 今年も豊作 願い黙々」

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