人間牧場

〇物忘れが多くなりつつあるこの頃
 最近は年齢の割にはやることが多く、加齢のせいでその対応が出来にくくなったためか、物忘れが多くなったことを実感するこの頃です。特に使っている資料や道具類をどこへ置いたか探す時間が多くなりました。

 昔は会議の通知文が封書やはがきで届いていましたが、今は殆どがメール便で、毎日のように届く沢山のメールをこまめにチェックして見ていても、時には自動的に迷惑メールに分類されて、目に触れない場所へ勝手に移動していることもあり、気がつけば時が過ぎていることも度々あるようです。

 特に最近はウイルス汚染を心配してPOSTMASTERなるものでメールが送られてきて、ダウンロードするにはファイルパスワードを入力しないと開かない場合もあるのです。ややこしいし対応がおぼつかない私は時々 同居している息子に応援を頼んだりした対応しています。

 物忘れや対応が出来にくいことを、歳のせいにはしたくないと頑張ってみても、技術革新の激しい現代を乗り切ることは容易なことではありません。いつの世も時代遅れな高齢者には住みにくい、そして暮らしにくい世の中となりました。少しずつため息の出る時間が長くなり始めました。

「物忘れ 多くなりつつ あれこれと 探す時間が 長くなりつつ」
「私だけ? 同年代の 人に聞く わしも私も 同じで安心」
「親時代 なかったパソコン 今はある 故にあれこれ 苦労の種が」
「少しずつ あの世が近く なりにけり せめてこれから ボケずに生きたい」

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇「恩」を忘れることなかれ
 一昨日、人間牧場へ出かけた折、水平線の家の板壁一面を書棚にしている並べた本の中に、「恩」という透かし彫りの置物を見つけました。先日「知行合一」と書いた透かし彫りについてfacebook に記事を書いたところ、今は故人となってしまっている親交のあった、国立大洲青少年交流の家の元所長松岡孝次さんの奥さん洋子さんから、ご丁寧なお葉書をいただいたばかりでした。

 失礼ながら勝手にスキャンしこの記事に添えさせてもらいました。この「恩」という透かし彫りの置物も、松岡所長さんに私が頼んで彫って貰ったもので、「知行合一」とともに私にとっては心の戒めのために大事にしている言葉なのです。かつて交遊と親交のあった永六輔さんから、「生きるということは受けた恩を返すこと」と教えられました。

 先日人間牧場の枝垂れ桜の花見に来た人が、投げ銭を入れるために置いている小さな味噌樽の上にこの恩という透かし彫りを置いたところ、まるであつらえたようにぴったり収まるので、これからはこの御芳志樽にの上に置いて、松岡さんのことを話ながら使わせてもらおうと思いました。

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇わが町ぶらぶら歩き
 普通私の1万歩を目指しているウォーキングは、朝6時スタートです。それでも健康に良いだろうと思い、近くの郵便局へハガキを出しに行ったりする時は極力歩いて歩数を稼いでいます。昨日は夕方家の前に聳える町のシンボル本尊山が夕日に染まったので、夕日を見に行こうと上灘川の道を歩き始めました。

 上灘川に一本の狭い人道橋が架かっていて、そこを渡って下ると、この2~3日の雨で水かさを増した川に鴨が数匹長閑にたむろして泳いでいました。驚かせないようそっと歩き長い鉄橋の下をくぐり、国道を渡ろうとしましたが、最近海岸国道の交通量も増えて、近くに信号があるため長い車列に阻まれ、中々渡ることができませんでした。

 やっと港の中突堤へ出ましたが、この場所は上灘川の河口ゆえ、潮か満ちたり引いたりする場所なので、カモメが沢山暮らしていて、突堤の上は白いカモメの糞が沢山落ちていました。夕暮れ時の港も赤色の灯台の灯が灯り、漁村センターや漁船を夕日が照らし穏やかでした。歩いて散策するのもいいものです。

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇私はもてる男でしょうか?
 まるで笑い話のようです。最近私の元へ女性が相次いでやって来ています。普通こんな場合は同性の妻はヤキモチを焼くものですが、「自分の夫は絶対女性にもてない」と信じているので、残念ながらヤキモチも焼かず、妻が仕事に行って留守でも、平気で女性が私に逢いにやって来るのです。

ゲストハウス「煙会所」にて座談

 昨日午前中西条市の處淳子さんという建築設計の仕事をしている素敵な女性がやって来ました。高校生のまちづくり支援に熱心な方で、前回はお母さんを伴なっての訪問でしたが、今回が3回目です。まるで春を運んできたような楽しい人で、すっかり意気投合し、あれこれ話して帰られました。

處さんが紹介した水色のガードパイプレール

 今朝彼女のfacebookに、私の家を出た後、閏住の菜の花畑の傍にある、私の妹の店「くじら」にも立ち寄ったようで、私がよくまちづくりの景観で話す、海岸国道378号の水色ガードパイプの写真を撮って紹介していました。私も県の景観アドバイザーをしているので、流石設計に携わっているだけあって目の付け所が違うと感心しました。

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇2023トルコ・シリア地震救援金
 先日新型コロナの影響を理由に、3年ぶりに開いた私が代表をしている21世紀えひめニューフロンティアグループの総会で、甚大な被害の出たトルコ・シリア地震被害に対し、救援金を送ることを決めましたが、グループの会計をしている佐賀山さんから、日本赤十字社へ振替払込をしたと、受領証写しが届きました。

 私たちの団体は経済的には小さなボランティア団体なので、3万円といえど大きな金額ですが、これまで多くの人から支援金や物資をいただいて活動をしてきただけに、そのご恩に報いるべきだとの提案に会員一救援金を贈ることを決めることを決めたのです。日本赤十字社を経て現地で苦しんでいる人たちに届けられることと思いますが、一日も早い復興を祈っています。

 天災は忘れたころにやって来ます。また時代の流れの早い現代では天災にあった記憶さえ直ぐに思い出の彼方に去って行きがちですが、阪神・淡路大震災や東日本大震災、宇和島水産高校えひめ丸事故、熊本地震災害、西日本豪雨災害などなど、指折り数えて思い出せる災害や事故の記憶を、しっかり肝に銘じ生きて行きたいものです。

「吹いて飛ぶ 小さなボランティア グループだが 恩を忘れず
                         ささやかご寄付」
「思い出す 災害や事故 あれこれと 風化しそうに なりにけりかり」
「会計に 携わる人 救援金 早速届け 丁寧報告」

 

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇はしご酒ならぬ誤飲ワインで散々でした
このところ双海町の仲間が「はしご酒」なる小さなイベントを2ヵ月に1回のペースで開いています。20年前から体の都合で酒を呑まなくなった私ですが、誘いあがり、松山へ所用で出た帰りに、妻を誘って出かけました。

 出店は役場前の駐車場と郵便局横の車庫駐車場、それに近所の飲食店が加わり、それなりの賑やかさでやっていました。妻は冨田さんの出店するお店でマーボドーフと、酒も飲めないのになぜか間違って赤ワインを注文しました。

「エッ?」と思いましたが、どうやらジュースと勘違いしたようで、一口飲んでやっと気がついたようでしたがあとの祭りで、酔って目がくるくる回り始めたといい、近くの駐車場に止めていた軽四トラックですぐに家へ連れて帰りました。

 顔見知りの人たちが沢山いて、もっと話したかったのですが、結局それも叶わず今回のはしご酒は、はしごをすることもなく帰ってしまいました。昨日の天気予報では雨でしたが、大外れで曇り空ながら何とか無事終わったようでした。

「はしご酒 粋な催し 始めたと 誘いがあって 妻と2人で」
「わが妻は ジュースとワイン 勘違い 一口ゴクリ 目回り始める」
「顔見知り 沢山いたので 話したい けれども妻の 快方させられ」
「はしご酒 ならぬはしごを 外されて ハプニングあり ノコノコ帰る」

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇花咲き花散る春
 花咲く春に「いちゃもん」をつけるつもりは毛頭ありませんが、咲いた花は当然のようにアッという間に散ってしまいます。厳しい冬の寒さを耐えて咲く花々を思えば、「花の命は短くて苦しきことのみ多かりし」です。

 私は人間がひねくれているのか、咲く花も勿論好きですが、散ったり落ちたりした花姿も大好きです。一昨日人間牧場へシイタケの収穫に出かけました。1週間前に出かけた時には蕾だったスモモの花が、このところの温かさと雨に会って、早くも散り始めていました。

 花の下に目をやると、無数の花びらが地面に落ちていて、そよ風に乗って花吹雪が舞い、何か侘しくもそれでいて元気の出る風流な自然の演出に驚いたりしました。また家の裏には野生の藪椿の木が沢山あって、木の下の地面には沢山の椿の花が落ちていました。

 そこを通りかかると、私の頭の上に藪椿の花が一輪「ポトン」と前触れもなくごく自然に落ちてきました。手に取って持ち帰り、少し大きめの透明なグラスに水を張り、椿の花を浮かばせて机の上に飾ってみました。素晴らしい眺めでした。

「花の咲く 春は花散る 季節だと 裏と表を 同時に考え」
「スモモ花 桜吹雪で 散った後 地面にまるで 絵文字のように」
「家の裏 野生椿が 咲いた後 木々の下には 花のジュータン」

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇鮮やかな朱色の新芽
 わが家の庭は長さ30mはある日本瓦を乗せた塀で囲んでいますが、その周りは田舎らしく自然が豊かで緑に囲まれて暮らしています。隣接する畑は山茶花やツツジを植えていて、山茶花の花が終わったので、これからツツジが咲く予定です。

 その生垣に何年か前、芽立ちが鮮やかな朱色の木を10本ばかり植えました。木の名前は紅カナメモチかレットロビンだったと記憶していますが、生垣の剪定の折草刈り機で跳ね飛ばす程度の手入れで、この時期になると緑の中に存在感を示すように、綺麗な朱色の新芽が芽吹いています。

 

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇鯛をいただきました
 息子の友だちで漁師をしている和田さんから立派な鯛が2匹届きました。こんな場合わが家では「お魚じいさん」と孫たちに呼ばれている私の出番で、早速妻の割烹着を着て粗調理をします。

立派な鯛が2匹届きました

 わが家には魚調理をする専用の外流し台があって、またこんな大きな鯛を料理する時にだけ使う大きな出刃包丁と鱗を取る道具があって、まな板の上に置き1時間ばかり孤軍奮闘しました。

 鯛料理の一番難点は鱗が固くて取れにくく、四方八方に飛び散ることと、頭がデカいため、兜煮つけにするため半分に割らなければならないことです。仕方なく頭に入れた出刃包丁の背を専用の金槌で叩きます。まさに粗調理なのです。

 鯛を3枚におろし、若嫁と妻に半分ずつに分け、アルミのタッパーに入れて渡します。2人はその鯛を冷蔵庫にしまって夕食のメニューに加えます。昨日は私の病気の全快祝いなどと理由をつけ、刺身と煮つけにしてくれました。白いご飯によく合い最高のおご馳走でした。

「息子友 立派な鯛を スチロール トロ箱入れて 持参してくれ」
「魚じい 外調理台 出刃包丁 鱗を取って 粗調理する」
「昨晩は 鯛の刺身に 鯛煮つけ 白いご飯に よく合い最高」
「田舎ゆえ お裾分けする 風習が あって嬉しい 昨日も今日も」

 

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇雨上がりの庭
 週間天気予報によると今日は雨のはずでした。ところが今朝は昨日一日降った雨も上がり、春特有の薄い霧が出ているものの、朝から薄日が差し温かい一日になりそうです。

 家の入口崖上にあるお地蔵さんにお参りして辺りを見渡すと、祠の横に植えているユキヤナギの真っ白い花が目に留まりました。一週間前にはまだ花が見えなかったのに、このところの気温上昇と雨で一気に開花したようです。

 一つ一つの花は小さくても、柳の木のような細い枝に、その名の通りびっしりと白い花が咲いて、清楚ながらとても奇麗で、思わず愛でてやり、パチリ一枚写真に収めました。咲きはじめなので当分楽しめそうです。

「雪柳 その名の通り まるで雪 積ったように 真っ白咲いて」

[ この記事をシェアする ]