人間牧場

〇自生椿の花が咲いています
 わが双海町は北向き地形のため、日本水仙やツワブキとともに藪椿の自生地です。ゆえに家の裏山には沢山の椿の木が、植えた訳でもないのに鳥たちが運んだ椿の実から生えた椿が生い茂り、この時期になると沢山咲いています。

椿の花が今年も沢山咲きました

 菜の花や桜、ツツジのような華やかな花とは違い、濃い緑色の常緑葉っぱの中に埋もれるように咲いているため、花の美しさには気付かず、むしろ地面に落ちている花を見て、頭上を見上げて花の存在に気づく程度です。

 椿の花が終わるとピンポン玉大の実を付けます。その実を丹念に拾い集めて蒸すと椿油が取れますが、椿油は美容用や食油としても使える高級品ながら手間暇かかるため、余りやる人はいないようですが、私はいつの日か作ってみたいと密かに思っています。

 椿の花はメジロの大好物です。よ~く見ていると静かに飛んで来て、口ばしを椿の花の中に差し込んで花の蜜を吸っているのです。恐らく蜜蜂たちは椿の蜜を狙わないでしょうが、私は狙っています。

「この花を 見るのは世界で 私だけ そんな思いで 椿に見入る」
「目立たぬが 濃い緑色 葉っぱつけ 赤い可憐な 藪椿の花」
「ひっ切りに メジロ数匹 やって来て 口ばし差し込み 椿蜜吸う」
「地面には 役目を終えた 赤い花 無数に落ちて 上を見上げる」

 

 

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