〇11月の五行歌
昨日松山五行歌11月歌会の結果が、主宰者である見山あつこさんから送られてきました。出席歌・欠席歌の数々にはいつも感心させられますが、反面自分の送った駄作歌には今回も〇▲□×÷といった感じがして、浅学菲才を恥じました。
私の今回の歌は次のとおりです。
だめよだめだめ
流行語
どこで使って
良いかもわからぬ
今でしょう
講評には次のような記事が載っていました。
「☆今年の流行語大賞にノミネートされるであろう、お笑い芸人の鉄板ネタ「だめよだめだめ」。使い道がわからないといいながら、意外とサラッと使えてしまうものです。旬の言葉を切り取り、昨年の流行語「今でしょう」と組み合わせてまとめられたのはお見事」と評されていました。ちなみに出席歌一席はまあこさんの次の歌でした。
細りゆく命の
背もたれとなり
夫を抱く
静かに
深き秋へと
ちなみに欠席歌の一席は和子さんの次の歌でした。
水面に一枚の枯葉
激しい流れに身をまかせ
石につまづき
舞いながらゆっくりと
流れゆく 人生のように
出席歌一席も欠席歌一席も、私には到底真似のできない秀作です。さて末尾に見山あつこさんが達筆私信で、「若松進一様 今年もあと一ヶ月を残すのみとなりました。いつも楽しい歌をありがとうございます。12月もよろしくお願い致します。見山あつこ」と書いてくれました。いやはや嬉しい言葉です。この私信は短いながらまるで五行歌のように私の心を揺さぶりました。「そうだ今月の歌を作って送ろう」と思いました。見山あつこさんこの一年、ご指導ありがとうございました。
「ノミネート された中から 流行語 大賞射止め だめよだめだめ」
「また駄作 秀作比べ 気落ちする いつも誓うは 今度こそなり」
「短いが 達筆私信 心打つ 気を取り直し 駄作を作る」
「一年が あっという間に 過ぎて行く 残り火僅か 気を引き締めて」