shin-1さんの日記

〇甘夏みかんの実る頃

shin-1さんの日記

 私のブログの今月の表紙写真は甘夏みかんです。わが家の家庭菜園には甘夏みかんが沢山実をつけています。もう初夏だというの何ともお粗末な話です。本来秋に色づくみかん類は少なくとも3月末までには収穫しなければ母樹が弱ってしまうからです。甘夏みかんは収穫すると追熟が進んで、しなびたり腐ったりして保存が難しく、木にならしておくと追熟も進まず、多少落果はあっても保存にぴったりなのです。

 昨日は近所に住む姉夫婦が東京にとついでいる娘に送ってやりたいと、キャリーを持って採りに来ました。私もイモヅル植えが少し早めに終ったので、キャリーを持ち出して2箱ほど収穫しました。この時期甘夏みかんを送るのは北海道の井田さんや船木さん、それに高松の溝渕さんです。いずれも無消毒なわが家の甘夏みかんを使ってマーマレードを作って楽しんでいるようです。特に溝渕さんには「送るから」と言っておきながら発想が大幅に遅れていて悔やんでいるのです。


 昨日は急な思いつきで、東日本大震災に遭われた四人の人にも甘夏みかんを送りました。こんな時期に食べてくれるか不安でしたが、安否も確認済みなので多分喜んでくれるだろうと、甘夏みかんにわざわざ2~3個葉っぱをつけて送りました。

 四国はもうすっかり初夏の装いです。甘夏みかんの木には黄色いみかんと共に真っ白い花が咲いています。また新芽も伸びて、早くも秋の実りを予感させるのです。伊予みかんを送ってくれる今治市大西町の大河内結子さん、清見タンゴールを送ってくれる伊方町三崎井野浦の塩崎満男さん、清見タンゴールのジュースを送ってくれる浅野広海さん、清見タンゴールや小夏を送ってくれる八幡浜日土の清水和繁さんなどなど、みかん所愛媛ならではのみかん交流に感謝しながら、昨日私が全国の仲間に送った甘夏みかんはトラックに乗せられ、今頃どんなたびをしているのでしょうか。


  ふと「みかんの花咲く丘」という歌を口ずさみ、書棚から一本のハーモニカを取り出して吹いてみました。時ならぬ朝のハーモニカの音に驚いて、妻と孫が書斎に集まってきました。「じいいちゃん上手」と褒めてくれました。さあ今日はこれから、しまなみ海道を走って東広島へ講演に出かけます。今日も忙しい一日になりそうです。

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