shin-1さんの日記

〇シンポジウムの打ち合わせ会

 昨日は健康診断で松山の病院へ行き、検診を終えて帰宅後夕方再び松山へ向かいました。今年10月に予定されているものづくり生命文明機構主催の、シンポジウムの打ち合わせ会への参加と協力を依頼されているからです。県警本部長として産業経済省から出向している岸本さんと、友人の商工会渡辺さんを介して知り合い、身分をわきまえず交流を深めていますが、私の役割も分からぬまま東京第一ホテルで開かれた打ち合わせ会に参加をしたものの、いつの間にかその輪の中に加わって、ない智恵を出して発言し始めている自分を発見しました。

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 岸本さんの話によると、「日本が一万年前の縄文時代に営々と伝えてきた価値観、すなわち生きとし生けるものを等しく尊び、水の循環と生命の循環を大切にする。そういう暮らし方を大事にすることが必要ではないか。日本もわずか50年前まで都会に田圃もあり川もあった。我々の周りには採りや魚や虫が沢山いた。村々には祭りがあり天と地と四季のめぐりに感謝していた。お陰様、お天道様とそういう言葉で日常に感謝して暮らしていた。人間は放漫ではいけない。そういう戒めをもって暮らすことが大切だ」そうです。岸本さんたちが中心になって、生命文明の時代を創造するために全国各地でシンポジウムを開くという趣旨には大いに賛同するのです。


 10月8日・9日の両日、8日は松山市で、9日は西予市でそれぞれシンポジウムが開かれるようです。【生きることは生命を繋ぐこと」という国際日本文化研究センターの安田先生や、森は海の恋人で有名な畠山さんなど、超一流の人たちが名を連ねるシンポジウムは今から楽しみです。

 今回の企画には地元愛媛新聞社が主催に加わりものづくり生命文明機構と共に下支えをする仕組みが既に出来上がっていて、昨日の会合もかなり詰めた話になったようです。

 私はこれまで様々なシンポジウムに関わってきました。小さいわが町のシンポジウムも10年間継続してやりました。また全国大会の実行委員長として先頭に立ったこともありました。その度に心を揺さぶられ、自分の進化に大きな役割を果たしてくれたのです。今回のシンポジウムは私にとってまったく未知の分野であり、ゆえにドキドキするのです。多分それは関わるであろう人との出会いへの期待かも知れません。願わくばスキルをアップして深く関わり、自分の価値観を高めたいと思っています。

 懇親会も楽しい出会いとなりました。


  「久方に 名もなき私 討論の 輪の中入り 楽しく語る」

  「指折りて 出会う予定の 人思う 風の流れを 感じながらも」

  「縄文の 人は武器など 持たなくて 寄り添い暮らす 回帰すべきか」

  「文明を 失くしたことさえ 気付かずに 日本沈没 するかも知れぬ」

 

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〇双海町通り穴のノダフジが満開

 昨日は2ヶ月ぶりの定期健康診断のため、朝食もせずに朝早く県立中央病院へ行きました。考えてみれば2ヶ月に一回は年6回で大した数ではないのに病院へ再々行くようで、2ヶ月目が何時になく早く来るように感じるのは、願わくば病気にかからず健康でいたいと願う、私の弱い心の現われかも知れません。血液検査とエコー検査を済ませ、主治医に内診をしてもらうのですが、血液検査の結果とエコー検査の写真解析を、主治医の前のデスクに置かれたパソコンで見ながら話を聞くのです。

 昨日は血液検査の数値がいつになく良く、先生が褒めてくれました。多分4月は年度当初ということもあり比較的余裕があって、自宅で過ごす日が多かったため、ストレスがその分少なかったのかも知れないと一人喜びました。昨日は連休明けの金曜日とあって病院のロビーは人で溢れていました。予約を取っているはずなのに待ち時間が長く1時間近くも待たされましたが、検査の結果が気になる1時間はやたらと長く感じました。

 会計でお金を払い立体駐車場の5階に置いた車に乗って病院を出ました。昨日は少し南よりの風が吹いて、多少曇り空でしたが温かい一日でした。病院へ行く途中町内小網の通称通り穴付近を通った時、紫色ののだ藤が咲いているのを横目で見て通ったのを思い出し、急な思いつきで立ち寄って見ました。

 今は国道バイパス工事で埋められていますが、ここには青の洞門のような手彫りのトンネルがあった所です。その昔といってもそんなに昔のことではなく、車が普及していなかった明治期や大正期までこのトンネルを歩いて通行していたのです。

 その後この道が県道に昇格して別のトンネルが掘られましたが、近代化遺産調査によるとこのトンネルはかなり古い年代物で、長浜寄りの入り口が四角、松山寄りの入り口がかまぼこ型の半円形をした珍しいものです。

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 私が観光協会の事務局長をしていた頃、小網の大森さんという人から藤棚を作って欲しいと頼まれ、予算もないのに地元の鉄工所へ無理を行って軽量鉄骨を組んで簡易な藤棚を作りました。大森さんはその後ペンキを塗るなどしてこの藤棚を大切にしてきましたが、その甲斐あって綺麗なノダフジが見れるのです。

 通り穴のノダフジの裏には小さな滝があり、案の日などには水が流れています。上には予讃線海岸周りの鉄道が走っているので、どんな幸三になっているのか気になっていますが、まだ一度も確認はしておらず、近いうちに上がって見たいと思っています。

 この季節に咲くノダフジは目の覚めるような濃い紫色をしていてそれは見事で、時折通る地元の人や郵便配達員の赤い単車も、絵になる光景でした。フジの花にそっと花を近づけると甘い香りが漂って、何ともいえない雰囲気になりました。綺麗な水でも豊富にあれば、ここで茶会などを催すか、そうめん流しでもすれば風流だと提案して賛同を得たことはありますが、未だにその夢も実現していないのです。

  「行く春を 惜しむが如く 咲く藤の 濃い紫の 花を楽しむ」

  「咲く花は 愛でて浮かぶ瀬 あるものと たがが一人で されど一人で」

  「この花の 下で茶会か ソーメンを 流してみたい 実現せずに」

  「トンネルの 中でのんびり 一休み 郵便局員 一人楽しむ」

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