shin-1さんの日記

〇心を磨く100の智恵・その4「色欲に惑わされない」

 【花や柳があでやかで美しいところでは、それらに惑わされずまっすぐ目標に向かって進もう】

 「英雄色を好む」という言葉がありますが、英雄でもない私でも美しい女性に逢うと,、ついつい顔もほころび心ときめいて、好みのタイプだとよからぬ想像を手前勝手にするものです。特に酒が入ると財布の中身も身の程も忘れ、甘い言葉に釣られて失敗する事例は枚挙に暇がないのです。

 ある漢字に詳しい人から、「色という字の部首は刀である」という話を聞かされたことがあります。凡人の私にはどう見てもカタカナの「ク」の字にしか見えませんが、それが刀を意味するのであれば、世界中の歴史も色恋で抜きで語れないと、テレビのドラマなどを想像し納得したりするのです。

 「女房焼くほど亭主持てもせず」という言葉がありますが、男というものは外で仕事をしたり付き合いをすることが多く、妻の知らない世界での交際が多いのでついつい疑いたくなるものです。背広のポケットに飲み屋のマッチやライターが入っていたり、ワイシャツに口紅がついていたりするとそれはもう大変で、時には夫婦喧嘩に発展し、鍋や茶碗が飛ぶこともありますが、夫婦喧嘩は犬も食わぬし、冷静に考えれば余り心配するほどのものではありません。でも郊外のラブホテルが倒れもせず繁盛しているところを見ると、不倫も疑りたくなるのです。

 下品な話で恐縮ですが、「穴は一つでホールインワン」などとふざけて話す人がいます。妻オンリーをやたらと内外に言いふらしてアピールする、そんな人に限って浮気をしていたりするものです。

 私も下品な話のついでに「酒と女子(おなご)は二合(号)まで」という戒めの言葉を酒の席でよく使って人を笑わせますが、世の中には酒と色恋で人生を棒に振った人の何と多いことでしょう。「色恋は男の甲斐性」などと強がって色恋に走れば、最後に泣きを見るの夫婦だけでなく、被害は子どもに及ぶのですから特に注意をしなければならないと思うのです。

 最近は女性の社会進出が進んで、OLどころか女性の管理職、女性の経営者も増えてきました。着飾った女性も美しいのですが、清楚な会社の制服姿もどこか男性の心情をくすぐるといいます。またキビキビと仕事をこなす上司もどこか魅力を感じるものです。職場での色恋は仕事が絡むだけについついのめり込んでしまう場合がありますのでご用心です。

 世の中は男と女という極めて単純な二種類の人間しかいません。小さくても大きくてもその世界で好かれたいし、優位に立ちたいと思う心は誰もが持つ本能です。でも男女関係にブレーキがかからない人は、所詮幸せを得ることはできないのです。

  「英雄は 色を好むと 言うけれど 凡人私 やはり色好き」

  「色の部首 刀というが 信じれぬ 俺にはクの字 いくら読んでも」

  「色恋に ブレーキかける ことできぬ 人には所詮 信用もなし」

  「顔形 整い過ぎぬ 俺だから 妻も心配 せずに今まで」  

 

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