shin-1さんの日記

〇孫朋樹と潮干狩りを楽しむ

 娘の子どもの孫朋樹はどつらかというとアウトドアなタイプです。物心ついた頃は虫を見てもキャーキャー騒いでいたのに、小さい頃から時あるごとに人間牧場へ連れて行き、最初は団子虫から始めた自然体験のお陰で虫を克服し、今では木登りも上手にできる自然は人間に見事変身しているのです。

 今年のゴールデンウィークは長男息子の引越しの手伝いで娘が子どもたちを連れて里帰りをしていて、4人の孫全てが男のこのためとにかく賑やかで、夜は普通より早く午後9時に寝るものの、朝は5時過ぎに起きて泣いたり笑ったりするので、多少神経が疲れています。


 孫たちはウルトラマンが大好きで、暇さえあれば私を怪獣に見立てて変身したつもりで取っ組み合いをして遊ぶのですが、さすがにこの春小学2年生になった朋樹は、自分流の別メニューで過ごすことが多くなってきました。昨日は朋樹にせがまれて二人で近くの海岸へ軽四トラックで潮干狩りに出かけました。唐崎の浜は大潮の時期なのでかなり潮が干いていて、何人もの人がワカメや天草、ニナを採っていました。

 朋樹の目的はそうした食べ物ではなく、ヤドカリや小さなカニや貝殻、小動物を見つけることなのです。朋樹は親父用の少し大きめのゴム長靴を履かせ、私も愛用のゴム長靴の出で立ちで海岸に下りました。アオサやヒジキの上を滑らないよう慎重に歩き、少し大きめな石をひっくり返すのです。

shin-1さんの日記
shin-1さんの日記
shin-1さんの日記

 石の下はちょっとした小動物のワールドで、ニナやヤドカリが沢山いました。「おじいいちゃんこれは何?」と見つける度に聞いたり答えたりしながら、手持ちのカブトムシの巣箱に拾い集めました。30分ほどでムラサキウニやドジョウに似た魚、ゾウリムシのような虫などなどが面白いように採れました。海水を入れるとそれらが元気に泳ぐ姿が、まるで小さな水族館のように見えました。

 あいにく手持ちのデジカメは電池切れで、潮干狩りの楽しい様子は撮影できませんでしたが、自宅に帰るなり他の孫たちや家族を呼び集め、早速朋樹が講師になって私の教えたことをレクチャーし始めました。

 朋樹は昨日の夜帰る予定でしたが、捕まえた水生動物が気になって、ついにはもう一泊泊まることになりました。連休中はアイテムえひめで開かれている恐竜展に連れて行ってもらったようですが、朋樹にとっては潮干狩りが一番の思い出になったようです。これなら金も要らないし健康的で学習的な遊びなので、これからも要望に応えてこんな遊びを他の孫たちにも教えてやりたいと思っています。

 今日は子ども日です。さて少子化で子どもの数が少なくなった現代ですが、親は子どもたちにどう向き合って育てるのか、考えさせられる一日のようです。


  「長靴を 履いて双海の 浜に出る 孫と二人で 潮干狩りする」

  「石はぐる そこに小さな ワールドが ウニヤドカリに 歓声挙げる」

  「安上がり こんな遊びを 教えたい いつの間にやら アウトドアーに」

  「さも学者 知ったかぶりで レクチャーす 孫いつになく 逞しなりて」

[ この記事をシェアする ]