○今日は山口県へ旅に出ます
今日は早立ちで、ブログを書いているパソコンの右下に表示された時刻を見ると今6時07分です。まるで和尚さんが毎朝のお勤めでお経を唱えるのと同じように既に一本、ブログを書き終わっているため、出発までの寸暇を惜しんで、妻の用意した軽食をつまみながらこの記事を書いています。
今日は山口県美祢農林事務所から講演依頼があって7時前には出発しなければならないため、どこか慌ただしい雰囲気です。今日は自家用車で松山市三津浜まで行き、柳井航路のフェリーで中国路へ入ります。山陽本線と新幹線を乗り継いで厚狭まで行くと迎えの車が待っている算段です。
妻が時々不思議がるのですが、最近は同じ県に相次いで行くことが多いようです。三日前にも山口県へ行って帰ったばかりですから当然かも知れません。旅先にいい人がいるのでは?、と詮索して欲しいのですが、「女房焼くほど旦那もてもせず」とばかりに安心して送り出してくれるのです。
私の場合誰かの漫談師が言っているように、「呼ばれないと行けないのです」から、行き先はまさに相手次第で、悪ければ二度と呼ばれない怖い側面を持っていますが、逆にいい舞台を務めると座布団が運ばれて再訪問や近所の町村に呼ばれるのです。たったひとりの気楽な旅も、やはり呼んでくれた人の顔もあるので気を抜くことはできません。今日もその人に恥をかかさないよう一生懸命励みたいと、「気をつけて行ってらっしゃい。早く帰ってね」と妻に見送られて出発するのです。今日の帰りは同じ道を辿って帰るため多分家へ着くのは11時ころになるような気がするのです。
「お父さんそろそろ出かける時間よ~」と居間から妻の声、行ってきます。尻切れのブログは帰ってからのお楽しみです。じゃあ。
こう書き残して旅に出ました。新幹線と在来線、それにフェリーと自家用車を乗り継いで自宅へ帰ったのは10時半頃でした。船が港に着いた頃妻から携帯電話が入り、家に着くといつもながら温かくて美味しい家庭料理を作って待っていてくれました。最近は9時をお腹の門限と定めているのですが、今日ばかりは腹が減って寝れそうにもないし、加えてメールの処理も時間がかかりそうなので、アジの刺身、湯豆腐、焼き魚などなど、美味しそうな料理を前にして、大胆にも門限を破って大食いしてしまいました。いやあいつもながら妻の料理は美味しいです。
時々テレビの料理番組でことさら美味しそうに食べる姿を見て、「私の家ではあんなもの毎日食べてる」とないしい誇らしげに思っているのです。
今日の出来事をブログに書き込むのはとりあえず明日に伸ばすとして、今日は長旅で幾分疲れましたのでこの程度で終わりにします。お休みなさに。
「移動距離 宮本常一 匹敵す そんな錯覚 旅のつれづれ」
「門限を 破ってまでも 食べたいと 妻の手料理 舌鼓打つ」
「老い間近か 妻の心の 温かさ 湯豆腐湯気を フウフウ言いて」
「昨日今日 寒波戻りて 寒いねね 挨拶交わし 人は集いて」