shin-1さんの日記

○嬉しい友人の合格発表

 昨日は春らしく黄砂による視界不良が二日間続き、洗濯ものや車のボンネットにも黄砂の痕跡が確認できました。自然とは偉いもので、遥か遠い中国黄河流域で舞い上がった砂塵が海を渡り、ジェット気流に乗って日本に降り注いでいるのです。昨日の天気予報によると穏やかな春も長続きせず、低気圧や前線が日本を通過しそうで、ひょっとしたらこれが春一番になるかも知れないそうです。その予感を感じさせるような南風が吹いて、春遠からじの印象を強く持ちました。

 祝日だった前の日、孫の発表会を松山市民会館まで見に行った妻は孫と二人で映画鑑賞に出かけ、明くる日の昨日が振り替え休日だったため孫はそのままわが家に一人で泊まりに来ていました。昨日は木曜日のため大学への出勤日です。仕事で妻が孫の面倒を見れないため私が送り届けることになり、朝ご飯を食べて出かけました。来年小学校に入学する予定の孫は、飛行機から恐竜へと変化していた趣味もすっかり様変わりし、今は虫に凝っていて、わが家に来るなり虫籠と網を持ってそこら辺を動き回っているのです。

 孫のお父さん、つまり娘婿は愛媛大学に勤めているので大学に用事があったため、孫を連れて大学へ立ち寄りました。孫はカードで裏門駐車場の入口バーが上がるのが不思議な様子でしたが、駐車場に車を止め大学本部まで二人で歩いて行きました。体震工事をしていた法文学部本館の工事もほとんど終わり、足場が外されつつありましたが、すっかりリニュアールされた外壁工事でまるで新築みたいに美しくなっていました。

 孫を玄関先のケヤキ並木の下で待たせ、本部内で用事を済ませて出てみると、孫は虫博士のような顔をして、見つけた木の根元で動く虫を追いかけていました。二人で娘婿の研究室がある棟に入り、3階までエレベーターに乗りました。研究室のドアをノックすると娘婿が二人揃っての来訪に驚いた様子で迎えてくれました。私の用事を済ませ、昨晩寝ながら孫と話したデジカメのことを話しました。孫は自分の好きな虫をカメラに収めて図鑑を作りたいので、デジカメが欲しいのです。私がデジカメを使いこなせるようになったのはつい最近の話なのに、偉そうにも未就学児の孫はもうデジカメの要求ですから、「何をたわけたことを」と思いましたが、娘婿もそのことを知っているらしく、「今度○○の時に買おう」と約束したようで、嬉しそうに大学を後にしました。再び自動的に上がる裏門ゲートバーの不思議を感じる孫を道後の家まで送り届けました。

 道後からだと愛大農学部のキャンバスまでは車で10分程で到着です。昨日は桑原公民館の方々が講演の打ち合わせでやって来たり、パソコンに接続するプリンターが運び込まれたり、突然森賀客員教授訪ねてきたり、また前日の人間牧場での公開セミナーへのお礼の電話のやり取りなど、とても忙しい一日でした。

 昨日は私がこれから関わるであろう社会人学び直しニーズ教育に応募した方々の合格発表の日でした。本館前の掲示板に合格者の番号が張り出されました。受験していた宇和島市役所の森田君と兵頭君の二人も目出度く合格したようです。番号なので掲示板で森田君と兵頭君の合格は分かりませんでしたが、先生が教えてくれました。嬉しい知らせなので早速森田君の携帯番号を地域政策センターの松本君に聞いてお祝いの言葉を言いました。二人の合格はまるで自分が合格したような嬉しさです。というのも二人はかつてえひめ地域政策研究センターへ出向して、私と一緒に活動した間柄なのです。奇しくもまた私の学生になるようですが、ともに学んで行きたいと思っています。

若松進一ブログ (愛媛大学農学部正面玄関に張り出された合格発表)
若松進一ブログ (さて森田君と兵頭君の番号は?)

 帰り際、実年の男性に出会いました。合格発表を見にきたのだそうです。聞けばこの方も合格したそうで、色々な立ち話をして再開を誓いあいました。

  「デジカメで 虫の図鑑を 作りたい 子供だいうに 何と馬鹿げて」

  「親父とは あんなものかと 傍で見る 孫は緊張 嬉し風景」

  「合格の 知らせ携帯 弾む声 仲間今度は 生徒になるか」

  「合格の 発表見入る おじさんと 言葉交わして 再開約す」


 追伸

 私が高校受験をした頃の合格発表は名前が貼り出されました。また新聞にも載りました。今は個人情報とかで受験番号のようです。私が宇和島水産高校を受験したとき、合格発表は校長先生の友人に見に行ってもらい、「若松進一さん合格」おめでとう」の祝電が届きました。今日宇和島の森田君と兵頭君の合格発表は奇しくも私が見に行き、森田君にお祝いのメールを送りました。世の中も変わったものです。

 

[ この記事をシェアする ]