shin-1さんの日記

○3Cの変化

 かつて私たちが若いころの日本は戦後の混乱期という暗いトンネルを抜け、高度成長期の真っただ中にありました。その象徴は東京オリンピックだったように思うのです。それまでは暖をとるのは火鉢、ご飯も風呂も薪をたいていました。洗濯はタライと洗濯板、掃除も箒でした。それがストーブやガス、洗濯機や掃除機が開発普及して今のような文化的な暮らしになったのです。その頃は豊かさの代名詞として3Cという流行語が生み出されました。カー・クーラー・カラーテレビです。そんな3Cを手に入れるためにみんな一生懸命働いたものです。それが今では現実のものとなって、今ではくる桃一家に一台以上は殆ど持っているし、クーラーやカラーテレビは当たり前の時代になっていりのです。

 しかしそんな高度成長も長く続かずバブルの崩壊といわれる時代がやってきて、トイレットペーパーが不足するような、そして全国各地で公害が起こるようになり、選挙も革新的な人や芸人が当選するような時代を迎えたのです。「物から心へ」というキャッチフレーズも生まれ3Cはカルチャーやコミュニティといった横文字で形容されるようになったのです。しかしそれも長く続かず、最近は再びバブルの崩壊が始まり、世界的な経済不況が訪れ、株価は暴落や乱高下を繰り返しているのです。また私たちが子どもの頃は固定相場で1ドル360円だった円とドルの関係は変動相場制になって今や100円を割り込んでいるのです。また油も今は少し値を下げていますが一時は180円の高値を付けていました。それでも自動販売機で買う水やお茶は500ミリリットルで150円ですから、1リットル換算すると300円ものお茶や水を飲んでいて、油の倍の値段がするのですからおかしな話です。

 こんな混沌とした時代は必ず変革を求めるのは世の常で、次期大統領に就任することが決まったオバマ氏はチェンジを訴え、アメリカ史上初の黒人大統領が誕生するのです。オバマ氏は名うての演説家で、Chenge Yes

I Canと訴え、チェンジが流行語となっています。まさにCの時代の到来です。

 私たち人間の一人一人の力は無力で、そのことを承知しているのか自分には出来なくても誰かの力で予直しをして欲しいという強い願望を持っています。多分その表れが保守的なマケイン氏よりオバマ氏を選んだのでしょうが、果たしてオバマ氏がアメリカや世界の救世主になり得るかどうかは疑問な所があるようです。現大統領のブッシュ氏だって就任後起こった湾岸戦争時は圧倒的な8割を超す支持率だったのに、現在の支持率は下がる一方です。これは海の向こうの話だけではなく日本の麻生さんだって同じ運命をたどっているのです。

 オバマ氏の言葉を借りれば確かにチェンジしなければなりません。しかしチェンジしたギアーやハンドルをどこに向かせるのか、そのことが問題なのです。多分キーワードは二つのCだと思うのです。Challengeによって   Cannceをつかむことだと思うのです。チェンジシフトした志はチャレンジしなければチャンスは生まれてこないのです。これからの3Cはチェンジ・チャレンジ・チャンスだと思うのですがいかがでしょうか。

 オバマ氏のような広い世界に生きている人と、私のような小さな世界に生きている人間とでは考えも行動も、その影響も月とスッポンでまるっきり違いますが、私たちのような地べたを這って生きている人間にだってこれからの3Cは必要かも知れないと、密かに行動を起こす決意をしたこのごろです。

  「三Cか 思い指折り 考える チェンジ・チャレンジ そうだチャンスだ」

  「いつの世も アクセル踏み過ぎ ブレーキが かかって気づく 人の愚かさ」

  「アメリカが クシャミをすれば 日本など 周りの国が 風邪をひきます」

  「日本でも オバマ再来 期待して 間抜けな人が 間抜け真似する」 

 

[ この記事をシェアする ]