shin-1さんの日記

○同行四人の旅

 昨日は久しぶりにブログを書く時間がありませんでした。朝5時に起きて家を出発し、夕方9時過ぎに我が家へ帰るまでずっと愛車の運転をしていました。その距離400キロ余りで、四国八十八ヵ所のうち10ヶ所ものお寺を回ってお参りをして来ました。しかも同行二人の私とお大師様に加え妻と3歳の孫の合計4人(実際は3人)の旅でした。早朝5時に起されて母親と別れるのが辛いと眠い目をこすりながら泣きじゃくる孫をなだめて後部座席のチャイルドシートにシートベルトでくくりつけ、伊予市から高速道路に乗って一路高松を目指しました。高松周辺には沢山のお寺さんがあって、この殆どのお寺にお参りしてないので82番の一宮寺から逆打ちで回りました。昨日は春の雨が時には優しく時には激しく降る中でのお参りでしたが、それでも午後は時折陽も射してやわらいだ温かさに誘われながらいいお参りが出来ました。

 カーナビゲーションをウン10万円もかけて装備したのは5年前、本当は八十八ヵ所参りのためだったのですが、あれから5年も経つというのに、一度もその目的で利用していなかったのが不思議なくらいです。早速目的地のお寺さんの電話番号で入力すると、道順がはっきりと表示しされ、おまけに音声サービスまで付いてきる優れものに昨日は一日中大助かりでした。

 途中のパーキングエリアや門前町のお土産屋さんなどに立ち寄るものですから後部座席の孫も上機嫌で、喋ったり食べたり、時には大きな声で歌ったりと、まるで遠足気分のルンルンです。孫のために用意したお菓子やクーラーボックスの飲み物が胃袋に入ると孫は時々お昼寝で、起すのも悪いと思い、2つのお寺は本堂まで近いこともあってロックして2人で後ろ髪を引かれながらお参りしました。

 納経帳と掛け軸にそれぞれのお寺さんの納経所で書いてもらうのですが、それぞれのお寺さんの対応が違うのも面白いものです。愛想よく声を掛けてくれるお坊さんもいれば、無愛想な女性もいました。納経超は3百円、掛け軸は5百円ですがこれもお参りの証だと思い実行しています。時折同じコースで回る団体客のバスと出会うと、先か後では時間的ロスが大違いです。でも優しい人だと「お先にどうぞ」などと気配りしてくれたりもします。

 お寺参りは修行の一つなのでこれも仕方がないことなのでしょうが、お寺さんはバリアフリーではなく階段や坂がやたらと多い事に気付きます。中高年令の膝や足が悪い人にとってはこれがかなり難儀なようで、後ろ向きではいずるような姿は何とも心痛む光景です。根来寺では何を思ったのか孫がおばあちゃんの手を引いてあげていました。おばあちゃんは嬉しくなって「パワーを貰った」と頭を撫でてくれました。最後の雲辺寺は突風で山頂までのロープウェーがストップしたとかで納経に間に合わないこともあって断念しましたが、帰りには温泉につかり遅い夕食を済ませ、三日月と星の綺麗な空を眺めながら家路に着きました。

 今日から一週間は孫も春休み、これまで通っていた保育園を卒園し、新しい幼稚園に変わるのだそうです。したがって昨日から夜勤の娘から孫を一週間預かることになりました。嬉しいやら大変やらで気のもめる一週間になりそうですが、嬉しさだけにしておきましょう。

 昨夜は孫を寝かせるため「おじいちゃんと寝る」という孫の足を股に挟んで「おじいちゃん温かい」という孫に添い寝の夜でした。孫が寝たらブログでもと思っていたのについつい眠ってしまい朝を迎えました。

  「雨の中 同行四人の 寺参り 大きな傘を さす孫歩く」

  「この辺り 桜蕾は まだ固く 綺麗だろうね 咲く日話題に」

  「カーナビの 案内通り 寺参り 迷うことなく 何と十ヵ寺」

  「孫と妻 それにお大師 様と行く 春の遍路は ウキウキ気分」

 

 

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