shin-1さんの日記

投稿者: | 2009年2月17日

○ポンカンの植えかえ

 わが家の家庭菜園の隅には甘夏みかん園があり、冬だというのに沢山の実をつけて樹上完熟の日を待っています。しかしこのところの春一番の大嵐が木々を揺らせて随分落果させて、管理をしている親父をがっかりさせています。甘夏みかんは春から夏にかけてみかん類が端境期でなくなる頃なので毎年重宝して食べています。他のかんきつ類に比べて酸味が多いのが特徴ですが、これを好む人もいて毎年友人や親類に送って喜ばれているのです。わが家のように無消毒を貫くと病害虫がついて中には木が枯れるものもあり、その都度園芸店で苗木を買い求めて捕植をするのですが、先日同じ町内に住む妹から、家のそばの園地を菜園にするため購入したが、そこにはポンカンの苗木が植わっているので、欲しければ取りに来るよう連絡を受けました。連絡を受けたのが親父だったので、親父は私の休日を待って取りに行くようせがむのです。

 今日は春のような昨日の陽気と打って変って冷え込み、外は寒々として冬に逆戻りのような感じの朝でした。親父が手伝ってやるというので、親父を軽四トラックに載せ車で10分くらいの妹の家に出かけました。妹の案内で持参した鍬を持って畑に入り、5本ばかりいただくことにして早速掘り始めました。ポンカンの幼木は4~5年生で昔田んぼだった所に植えていましたが、幼木とはいいながら土の中から堀起こす作業はかなりの重労働です。ましてや普通こんな作業に馴れていない私は、フーフーいいながら作業をしました。ところがどうでしょう。91歳になる親父は毎日家庭菜園で農作業をしているだけあって、呼吸の乱れもなくせっせと周りの草を削る、堀あげて行くのです。いやあ驚きました。64歳の親父から見えれば若者のような私よりはるかに作業がはかどるのです。しみじみ思いました。人間は鍛えれば年齢なんて関係ないと・・・・。

 ポンカンの幼木を5本堀あげトラックに積み込み、畑に空いた穴を埋め戻し家に帰りました。さあこれを植えなければなりません。親父が芽吹きつつある草を削り、そこに鍬を打ち込んで穴を掘るのです。5つの穴を掘るのもむしろ親父の方が元気なようでした。私は少し遠い距離のトラックから一本ずつ運び穴の中へ差し込み、穴の調整をして埋め戻して植えて行くのです。

 すべての作業が終わったのは12時近くでした。昼食に帰ってきた妻は、早い作業に驚いた様子でした。汚れ車を洗い一王の作業を終えましたが、さ魚に夢中になっていたためお茶も飲まず一服もせずだったので、急に空腹を覚えましたが、やはり働いた後の食事は格別で、妻と二人で美味しい昼食を食べました。

 親父は昼食が済むと軽い午睡をします。私も昼食後テレビを見ているとついついウトウトして、親父と同じように約30分午睡をしてしまいましたが、炬燵に入っての午睡は気持ちいいものでした。

 さあれから忘れていた水やりです。植え替えた幼木は葉っぱが沢山あって蒸散作用が激しいため、葉っぱを枝ごと落とす作業をしなければ活着しないので、剪定ばさみで元の姿がないほど思い切って選定作業をやりました。はてさて首尾よくこの地に根付いてくれるでしょうか。将来が楽しみなポンカンに「頑張って」と言葉をかけました。


  「ポンカンの 苗木親子で 堀あげて 菜園横に 命再び」

  「驚いた 俺より凄い 働きを 九十一歳 親父軽々」

  「昼飯を 食って午睡の 掘りごたつ 毛布をそっと 妻の気配り」

  「根付いてと 穴に丁寧 植えて行く 親子二人で ただ黙々と」