shin-1さんの日記

投稿者: | 2009年1月23日

○大学は不思議なところ

 愛媛大学農学部に客員教授として通うようになって1ヶ月半余りが経ちました。慣れない大学は肩ぐるしいと思いきや不可侵の原則があって、用意された実験室のような研究室の部屋に入ると学内とはいいながら完全に他の場所と遮断され、人の気配さえも感じないのです。パソコンを一台用意いただいたので、思いつくままにパソコンで色々な資料を作っていますが、はてさて3月までに成果物を出さなければならないノルマの程度がどんなものかも分からぬ作業に多少不安を感じながらとにかく月曜日と木曜日出勤簿に判を押しに行っているのです。

若松進一ブログ

 本館5階529号室の部屋のドアには事務局の方が用意してくれたのでしょか、いつの間にか表札のような名前が貼り出されていました。「社会人の学び直しニーズ対応教育推進事業・客員教授若松進一・客員准教授山内敏功」と書かれて、この部屋の住人が誰だか分かるようになっているのです。

 昨日は農学部の教授会があって、私は事務局から教授会に出て就任のご挨拶をするよう勧められました。午後2時からの会議の冒頭、泉学部長さんが私の紹介をしていただき、私も軽く自己紹介をして会場を去りました。

学部長さんから「双海の夕日によるまちづくり」や「元双海町教育長」と紹介をされましたが、これはもう過去のことなので、人間牧場主としての活動やその後の私の評価とは少し違っているので、これからは過去よりも今や未来をどう生きるか紹介してもらえるよう頑張って御役に立ちたいと思っています。

 教授会から帰って部屋に入るといきなりドアをノックする人がいました。「どうぞ」というと出会ったこともない初対面の人でした。その人は今治の人らしく「ローカを歩いていると若松進一という」表札が目につきました。ひょっとして夕日で町おこしをしたあの有名な若松さんですか」と持ち上げるのです。何が何だか分からぬまま、まあお座りなさい」といって椅子を用意しました。実は最近この部屋を訪ねて来る来訪者が多くて、事務局の方に椅子を3つばかりご用意いただきたい」と頼んでおいた椅子が昨日のうちに運び込まれていたのです。


 私は「県庁に所用があってこれからら出かけるので」といえば、「私を県庁まで乗せて行って下さい」と頼まれ、見ず知らずの人を乗せて県庁まで送りました。降ってわいたような話や車に乗せることも、まちづくりの世界ではよくある話なので、別に気にも止めませんでしたが、昨日は折から降り出した雨のせいかどんよりしていて、不思議な出会いでした。別れ際「近々今治に来る機会はありませんか。一度あなたの講演を聞きたいのですが」といわれ、「はい、私は2月15日に今治の公会堂で老人クラブの研修会に講演を頼まれていますので出かけます」と話せば、「必ず伺います」といって、雨の中へ消えて行きました。

 大学の構内で先生が殺された話はショッキングな出来事として報道されていますが、確かに大学という所は無防備で不思議な世界です。愛媛大学法文学部にはもう6年間も通っていますが、学内には溢れるばかりの学生がいて、「ああ大学」って感じがしますが、農学部は学生の数も少なく静かな印象です。これからもう少し大学とい不思議なところをウォッチングしてみたいと思っています。


  「私には 縁もゆかりも ない世界 思っていたが 出会い始まる」

  「元の名で 紹介されて 戸惑った 昔の名前 とうに忘れた」

  「不可侵の 世界私に 与えられ パソコン相手 雨の音のみ」

  「椅子欲しい 明くる日部屋に 椅子三つ 届く丁寧 嬉し恥ずかし」