shin-1さんの日記

投稿者: | 2009年1月21日

○金は天下の回りもの

 私のようなお金に余り縁のない人間にとって、暦の下に書いてある「金は天下の回りもの」という故事ことわざはどういう意味を持っているのか、首をかしげながらブログを書いています。ひょっとしたらこの言葉はお金のない私のようなもののためにある言葉かも知れないと思うと、わが意を得たり急に力が出てくるのです。自分の懐に今はお金がないが、そんなに深刻になるな、そのうち私にもお金が転がり込んでくるかも知れないのです。妻はそういいつつ今年も当たる当てのない宝くじを買ったもののものの見事に当てが外れ、「お父さん2億円当たったらどうしよう」なんて夢みたいなことをいって、私に少しだけ期待を持たせたことも忘れて、今度こそはと意気込んでいるのです。

 しかし、「金は天下の回りもの」という言葉は本当だと思います。これは妻に内緒の話ですが(絶対に言わないようにしてください)、実は人間牧場に釜戸小屋を作る次の計画が自分の頭の中で浮かんでいます。設計をしている息子に予算をはじいてもらったわけではないのですが、総工費は30万円くらいいるのではないかと腹積もりをしています。さてこの計画を実行に移すにはまず予算の30万円を確保しないとスタートできないのです。ところが昨年の秋あるところから原稿の依頼が舞い込みました。普通原稿はタダのところもあるのですが、最近はきっちりと原稿料を払ってくれる奇特は情報誌や団体もあるのです。原稿の量は少し長めの400字詰め原稿用紙50枚ということでした。私は秋の忙しいころにその原稿を書きあげ相手の所へ送っていました。それ以来すっかりその原稿がどんな雑誌に載るのかも忘れていましたら、年末になって私の原稿が掲載された雑誌が手元に送られてきました。中々綺麗な仕上がりで原稿を書いたことを喜んでいましたが、それでも原稿料など「どうせ薄謝だろう」と気にもしていなかったのです。

 年末も押し迫ったころ私のもとに振込通知書が届き、見た私は驚きました。本来なら手紙類はまず妻がポストから取り出して仕分けをして私に渡してくれるのですが、その日に限って私が家にいたためその仕分け作業を私が行いました。ということは妻はこの振込事実を知らないのです。「しめしめこれはチャンス、人間牧場の釜戸小屋整備計画の資金になる」と、内心ドキドキしながら妻に内緒で今日を迎えているのです。まさに私の頭に「金は天下の回りもの」という言葉が渦巻き始めた一瞬でした。

 妻とは結婚して40年近くになりますが、私の嘘は必ずどこかでばれるのです。多分今回の臨時収入もつじつまが合わなくなってどこかでばれるのでしょうが、まあ春の夜の淡い夢だと思ってもう少しの間内緒にしておきたいと思っているのです。

 わが家はマイホームの新築や4人の子育て、それに教育と安月給ゆえに貧乏な暮らしを強いられてきましたが、どこかつじつまがあってどうにか今日まで経済の荒波を乗り越えることができたのも、やはり「金は天下の回りもの」という経済哲学でした。年金暮らしになったこれからは、そんな余分なお金が天下の回りものとなることは殆どないと思われますが、それでも貧乏人故そんな淡い期待を持ちながらこれからも暮らして行きたいと思っています。


  「うわ嬉し 妻に内緒の 振り込みに ハラハラドキリ 夢は果てなく」

  「金なんて 明日があるさ 明日がある 気楽なものだ 貧乏人は」

  「隠してる いつ言われるか 分からない こんな小さな 一喜一憂」

  「私にも 当たる権利が あるのだと 今年も予定 妻宝くじ」

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