shin-1さんの日記

投稿者: | 2008年11月21日

○吊るし柿を作る

 昨日は西条市庄内公民館から講演の依頼があって桜三里の峠を越えて出かけて行きました。峠を越えて間もなく西条市の看板が見えました。そういえば東温市の次はもう西条市なのです。平成の大合併でこんな錯覚をよくしますが、私のお目当ての庄内公民館は旧東予市なのでカーナビに沿って進みました。この2~3日の冷え込みで石鎚山系は頂上に雪をいただき雄大な姿を見せていました。

 晩秋の旧丹原町は柿の産地だけあって、道沿いの畑は一面柿畑で、オレンジ色に色づいた柿の実が寒そうに震えて見えました。家を出る時妻が「丹原辺りをを通るのであれば、吊るし柿にするので渋柿を少し買ってきてね」と頼まれていたので、目敏く見るのですがそれらしき店は見当たらないのです。魚所のわが町で魚屋さんが少ないのと同じだと納得しながら、少し余裕の時間を見て出発したため回り道をしてみました。すると一軒のかなり大きな市場を見つけました。伊予市でいうと仙波青果のような店です。この店は何でも売っていて私のお目当ての柿も一箱売りで売っていました。少し小ぶりなためか一箱が500円という安値です。妻の顔を思い出しながら買い求め車のトランクに入れました。



 庄内公民館は庄内小学校に隣接していて何度か来たことがあるので直ぐに分かりました。館長さんが玄関までで迎えに出ていただきました。聞けば私の友人近藤誠さんと近い親類、つまり従弟だだそうで二度三度予の中の狭さを実感しました。近藤さんとはまちづくりを通じて知り合い、彼ら夫婦の仲人までやっているし、今はえひめ地域づくり研究会議の代表運営委員を一緒にやっているのです。これまでにも多分結婚式や葬儀で出会っているのでしょうが、この日は初対面の対面をしました。冬の寒さゆえ人の集まりは今一でしたが、参加した人たちは終始熱心に私の話に耳を傾けていただきました。

 講演が終わって一直線わが家に帰ると妻は夕食の準備をしていました。購入した柿を見せると「まあ安かったのね」と褒めてくれましたが、食事が終わったら皮をむいて吊るし柿を作ろうと誘われました。面倒臭いたちなのですが自分が買ってきた手前断るわけにもゆかず、テレビを見ながら皮をむき、ビニールの紐で縛って10個余りの連を8つばかり作りました。残念ながら10個くらいはヘタの上のT字型枝が取れていたので、菜箸を使って2連は面白い恰好のものを作りました。洗濯物干し場はもう真っ暗なので、風呂場の電気をつけ薄明かりの中で物干しざおに吊るして行きました。二人の連係プレーも良かったのか小一時間で全て終了です。このところの冷え込みや季節風で20日間もすれば美味しい干し柿ができるものと思われます。私は星が気が大好きなので、今年の冬も美味しい干し柿を賞味できると喜んでいます。それにしてもあんな渋柿が甘い干し柿になるなんて誰が考えたのでしょう。

  「秋夜長 妻と二人で 皮をむく 干し柿八連 干し場に吊るす」

  「渋柿が どうして甘い 干し柿に なるのか未だ 分からぬままに」

  「干し柿を 見れば必ず 思い出す 盗んで食べた 幼き頃を」

  「この柿が 五百円とは 安過ぎる 農家の手取り 幾らになるか」