shin-1さんの日記

投稿者: | 2008年11月11日

○日本列島は広いねえ

 4日前に四国愛媛県伊予市双海町を脱出し、名古屋経由で長野県へ行きました。出発した日は20度近くあった外気温度も東北上するにつれて下がり始め、長野県木曽福島に着いたころは10度を下回る寒さでした。旧開田村のある開田高原に行くと5度前後とさらに冷え込んで、御岳山や南アルプスの山々はには今年の秋始めて見た白くて雄大な冠雪です。さすがに南国とは言い難くも四国瀬戸内に暮らしている人間にとっては、15度も下回る急激な温度の変化は身に堪えました。下着は年中袖なしのランニング薄着で暮らす私ですから、そんな薄着のままで出かけコートを持って行かなかったため、寒くて寒くてぶるぶる震えました。長野の二日間は旧友大目富美雄さんがつきっきりで案内してくれましたが、大目さんはさすがにそんな寒さの中でも私のようにぶるぶる震えるでもなく、薄着でコートも着ていないのに平気で過ごしている姿を見て感心してしまいました。

 私の住む愛媛県伊予市辺りも秋が深まったとはいいながら、山の木々はまだ緑が多く、ウルシやハゼがどことなく色づきかけたかなあと思う程度で、クヌギなどはまだまだ11月下旬でないと紅葉はしませんし、その紅葉も紅葉する前に枯葉になってしまうのです。

 私は飛行機で松山~名古屋便に乗れば早いのですが、名古屋便がとれなくて往路をバスや列車を乗り継いで行ったものですから、近いと思う場所も中々目的地まで時間がかかりました。願わくば旅はのんびりゆっくりをモットーにしている私としては、結果的に自分の願い通りの旅になりましたが、それにしても狭い日本といいながら広いと思いました。

 日本が広いと感じるのはこうした気候と時間的距離だけではありません。日ごろ慣れ親しんでいる言葉も特に地方へ行けば方言がまだまだたくさん残っていて、「それは何?」と聞き返さなければ分からない言葉だっていっぱいあって、おかげ様で傍耳を立て興味を示せば長い列車の旅も結構楽しいものなのです。この4日間の珍しい言葉を名刺の裏の白い部分に書き込んでいましたが、最後に書いた名刺をワイシャツの胸ポケットにしまっていたため、妻が洗濯して溶けてしまいました。これも笑い話の一つです。


 そうそう、広いといえば食べものだって地方には美味いもの珍しいものがいっぱいあって、今回も大目さんの配慮で随分堪能しました。寒い地方には寒い地方なりの食べ物があります。信州はそばと漬物とおやき、それに五平もちが有名ですが、漬物は美味しいもの珍しいものを沢山食べました。今回は山深い古民家の民宿に泊めていただきましたが、夕食朝食に食べた野沢菜や大根の漬物はご飯や酒の肴によくあって、ご飯のお代りをしたいくらいでした。

 また泊めてもらった民宿では奇しくもおじいちゃんの49日の法要の日と重なったため、80歳がらみおばあちゃんが朝早く起きて仏壇に供えるぼた餅を作っていました。その姿に今は亡き母や祖母の背中姿を重ねながら色々なお話をさせてもらいました。お陰さまでそのぼた餅もご相伴にあずかりました。

 旅の目的は違うのですが、「旅を楽しむ」心を持てば目的以外のことが楽しめて、今回も楽しい旅となりました。

  「旅先で 食う寝る遊ぶ してるうち 異文化ギャップ 心洗われ」

  「ぼた餅を 作る民宿 ばあさんの 背中にダブる 今亡き母祖母」

  「昔言う 旅は道連れ 世は情け お一つどうぞ 隣席から」

  「のんびりと ゆっくり向かう 信州路 日本は広い 体感しつつ」

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